シリーズ・道徳の系譜
新しいアナキズムの系譜学

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309244693
  • NDC分類 309.7
  • Cコード C0010

内容説明

ルクリュの「アナキスト地理学」、グリッサンの「群島的世界」、ドゥルーズ/ガタリの「地理哲学」、戦術の多様性、都市的蜂起、多頭のヒドラ、生体多様性、「権力」の抱擁と溶解、「組織化」の時代―もっともラディカルな思考たちと実践たちを踏破する中から、壮大なダイナミズムと情動にみちた新たな理論を構想する、来たるべき哲学/運動への序曲。

目次

プロローグ 新しいアナキズムの位相
第1章 アナキスト地理学とは何か?
第2章 闘争空間アメリカ
第3章 都市的蜂起の伝統
第4章 群島的世界―世界と出会い直すこと、世界を愛し直すこと
第5章 地球意志
エピローグ 千の世界の組織論に向けて

著者等紹介

高祖岩三郎[コウソイワサブロウ]
1955年生まれ。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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harass

55
アナキズムの現在的な意義についての考察。古い概念のアナキズムの底流を流れる、反権威主義の基本原理(エートス)の説明から、人間、社会を超える地球との繋がりを含む論考にあっけにとられる。抽象的であるが、既存価値の徹底的な転換を目論んでいて舌を巻く。しかし、ここまで自由に語れるものかと、空想にすぎないかもしれないと自嘲する著者だが、多数のツッコミどころがあるがそれらはどうでも良くなってしまう演説のような読書だった。2017/08/04

踊る猫

17
一応は「系譜学」らしく歴史は纏まっているものの、基本的にはかなりぶっ飛んだ本。だからお勉強のつもりで読むと火傷を負うだろう。私なりに読み取ったことと言えば、クレオールに代表されるようにローカル性がグローバリゼーションに煽られて台頭して来る、その個性をこそ尊重しようというのが著者の狙いなのかな、ということ。誤読かもしれない。だが、誤読を許してくれるゆとりのある本でもあるかなと思う。「アナキスト万歳!」私もまたアナキストなのだろうか。日々進むネオリベラリズムの真っ只中で戦うたった独りのアナキスト、なのだろうか2018/03/29

takeapple

11
新しいアナキズムとは、反権威主義世界変革運動で、地球的価値の転換ということだそうだ。 ザパティスタをはじめとする新しい動きにもっと注目しないといけないのだろう。資本主義など破壊的なグローバリゼーションを拒絶すること、父権制、人種差別など支配に抗すること、多国籍企業に対抗すること、抑圧された人々の権利を主張し抵抗、不服従、直接行動を支持すること、脱中心と自律ということを大事にすること。地球的規模のエコロジーとグレゴリー・ベイトソンを学び直してみたい。現在の支配者は全て金、そのために仲間優先って今の日本だね。2017/06/27

КИТАРУ МУРАКАМУ

3
ポストモダン的修辞が利いていて、けっして読みやすい本ではないが、いま現在、様々な場所で行われている闘争を「アナキスト地理学」という文脈に沿う形で解説している。ポスト・マルクス主義を巡る試み、実践の紹介は大変刺激的であり、ぼくも何かしら動かなきゃと、けっこう慌てふためかせる書物だったりする。2011/08/19

yc

1
こんな本があってよかった。そんな本。この本が示すのは目的因に縛られないために多様であり、常に新しい何かである。理念があって運動があるのではなく、運動とともに個々人が何かを孕む。アナキストになるために読むのではなく、我々を開始させるために読むべき本。2016/01/16

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