内容説明
知のことばから愛のロゴスへ。目に見えないもののざわめきを、芳醇な思考の音楽に変える詩的理性批判。
目次
1 幸福なピオニール(トロツキー、言葉への殉教者;想像力の孔雀はザクロス山脈をこえる;よみがえる東方アヴァンギャルドの天使たち)
2 詩的理性批判(フィリップ、つぎの一手は?;メカス語;この完璧の鈴をふれ;知られざる山口昌男;「西欧」の発生と解体)
3 ヨブの問い(幸福と科学;マリックする世界;宗教に未来はるあるか?;ウィルスの困惑;秘儀のない天皇制へ;戦争は万物の父である、か?;戦争の顔とはらわた)
4 電脳神学(ビートニクスにはじまる;SFの考古学へ;ロボツトとハイデッガー;オカルティズムの近代;SF精神分析学;パンクの神話学;夢の時間;SFとナチズム;アインシュタインの一神教;先駆者としての聖書)