出版社内容情報
ドゥルーズ唯一の絵画論にして最も重要な芸術論。「器官なき身体」の画家ベーコンの〈図像〉に迫りながら「ダイアグラム」と「力」においてドゥルーズの核心を開示する名著。新装版。
著者情報
1925年パリ生まれの哲学者。スピノザやニーチェの研究を通じ西欧哲学の伝統を継承しつつその批判者となる。主著にF・ガタリと共著『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』『哲学とは何か』他。
内容説明
ドゥルーズ唯一の絵画論にして思考の核心。「器官なき身体」としての“図像”に迫りながら絵画も芸術も超える次元に思考を展開し、新たな哲学をつくりあげる名著。
目次
円、舞台
古典絵画と具象との関係についての注釈
闘技
身体、肉そして精神、動物になること
要約的注釈:ベーコンのそれぞれの時期と様相
絵画と感覚
ヒステリー
力を描くこと
カップルと三枚組みの絵
注釈:三枚組みの絵とは何か〔ほか〕