内容説明
「わたしの息子のジャマールと結婚してほしい」エル・バハール王国の王に頼まれ、ハイジは絶句した。王は天涯孤独のわたしを、娘のように大切に育ててくれた方。考えられない話だけれど、恩人の願いを断ることなどできない。やむなく承諾したものの、彼女は不安を抑えきれなかった。プリンス・ジャマールは多くの女性と浮き名を流すプレイボーイ。かたや自分は本の虫で、男性とつきあった経験すらない。こんなわたしに、妻としての役割が果たせるのだろうか?彼に見つめられるだけでも、甘美な拷問のようなのに…。
著者等紹介
マレリー,スーザン[マレリー,スーザン][Mallery,Susan]
USAトゥデイ紙や大型書店などのベストセラーリストの常連である人気作家。南カリフォルニア在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
8
結婚当日からぎくしゃくしてしまった新婚夫婦。自分に魅力が足りないから愛してもらえないと思い込んで色っぽい別の女性を演じるヒロイン。気持ちは分かるけれど、なんだかな。突き詰めればそれは駆け引きじゃないのかと最後までひっかかってしまった。純粋なはずのヒロインなのに!でも妻としての自分とうまく行っているのに、愛人ともよろしくしている夫に腹を立てるあたりに苦笑。自分に嫉妬してどうする。ヒロインのバレバレの変装をすぐ見破ってしまって、自分のためにそこまでしてくれる妻の演技を楽しんでいたヒーローには罪はないと思うわ。2015/02/15
ちゃろ
0
⭐⭐⭐⭐再読。メガネをかけたヒロイン。妻と愛人の2役を一生懸命演じるところが健気。最後のヒロインのスピーチとヒーローの結婚の誓いにグッときました。2014/04/13
みなづき
0
主人公が純粋で途中でむしろ可哀そうに感じて読むのを辞めようかとまで思いました。笑 良いとこはいっぱいあるのに、全然気付いてない主人公が可愛かったかな?2010/04/03