出版社内容情報
癌による死が悲惨なものばかりとは限らぬ。癌でありながら淡々と、ひょうひょうと、あるいは精一杯明るく生きた人々がここにいる
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
59
末期のがんと勇敢に闘った各界有名人の闘病の後を追う。ずいぶん昔の話なのだなあと思うのは、ほとんどの例が本人に告知されていなくて、周りがまた本人が隠すことに非常なストレスでもって苦しい闘病生活に輪をかけて苦しんでいることだ。私が感じたことは、有名人でそれなりの社会的地位を持った人だけでなく市井のがん患者一人一人がそれぞれ素晴らしく勇気を持って闘病に臨んだのだろうということである。51人目は肝臓がんが肺に転移した実父、52人目はわずか半年で肺がんに倒れた亡き夫である、と胸を張って思いたい。2017/05/14
sennbei
1
それでもやはり私はリンゴの木を植える。ジャガイモやろう精一杯2018/03/07