内容説明
今は読めなくなっていた、差別問題を考える歴史上名高い記念碑的な講演「融和促進」「融和問題に関する歴史的考察」に加え、柳田國男の名論文「毛坊主考」を、独自の視点で一歩深めて発展的に書き継いだ「俗法師考」を収める、待望久しい一冊。
目次
融和促進(改善と解放;解放の要求とその結果;差別されるものの悲哀 ほか)
融和問題に関する歴史的考察(歴史的考察の必要;いわゆる特殊部落の沿革概説;国法上の良民と賎民、及び雑戸 ほか)
俗法師考(俗法師考序論;法師と坊主;声聞師考 ほか)
著者等紹介
喜田貞吉[キタサダキチ]
1871年、徳島県生まれ。歴史学・考古学・民俗学。京都帝国大学教授。アイヌ・蝦夷研究、法隆寺再建論、被差別部落研究の先駆者。1939年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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