出版社内容情報
20世紀最大の物語「ヨクナパトーファ・サーガ」の第一作目となり、生前〈完全版〉として世に出ることのなかった幻の傑作が初邦訳。
内容説明
暴力、スピード、死―心に傷を負い戦争から帰還した青年の絶望と破滅。ガルシア=マルケス、中上健次ら次代の巨匠へ影響を与えた世界文学史上最高の物語群の始まりとなる傑作の「真の姿」。『サートリス』オリジナル版。記念碑的大作、初の邦訳。
著者等紹介
フォークナー,ウィリアム[フォークナー,ウィリアム] [Faulkner,William]
1897年、ミシシッピ州生まれ。南部の名家に育ち、田舎町オクスフォードで生涯の多くを過ごす。大学や軍隊を転々としながら、詩・散文の執筆を手がける。24年、最初の詩集『大理石の牧神』を発表。その後、南部の架空の土地ヨクナパトーファを舞台とするサーガに着手し、長編や短編を次々発表する。46年『ポータブル・フォークナー』の出版を機に国内外で評価が高まり、50年にはノーベル文学賞を受賞。その後の世界の文学に大きな影響を与えた。62年に没
諏訪部浩一[スワベコウイチ]
1970年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授。上智大学卒業。東京大学大学院修士課程、ニューヨーク州立大学バッファロー校大学院博士課程修了(Ph.D.)。著書に『ウィリアム・フォークナーの詩学―1930‐1936』(松柏社、第14回清水博賞受賞)、『『マルタの鷹』講義』(研究社、第66回日本推理作家協会賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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