台所で考えた

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  • サイズ 46判/ページ数 168p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309039251
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

夫を亡くし、63歳で主婦から作家に
大ベストセラー/芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』著者の初エッセイ集
身近な人の死、孤独と自由、新しい老い、自分を知る楽しさ、
家族の形、ひとりで生きること、みんなで生きること――
書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学
その頃の私は相変わらず家庭の幸福に酔うてもいたが、
そうでもない自分も知っていた。
つまらない、飽き足らない、心の奥で私はそう思っていたはずで、
それをはっきりと言葉にすることを恐れてもいた。
言葉にしたとたんそれが顕在化する。(中略)
人に見くびられないように、いい人と思われるように外に武装し、
内に外に何重にも押し固めて見えなくなっている自分の心というもの(中略)
家庭という狭い世界にいるけれど、台所からだって世の中は見える、
そううそぶいて何とか心の均衡をとっていたところがある。ーー本文より
NHK『こころの時代』で大反響「ドラゴンボール」も収録
【目次】
一さじのカレーから 
母校へ 
人が変わる瞬間 
どうしよう 
ドラゴンボール 
悲しみのなかの豊穣 
魔法の杖 
歌にまつわる話 
飽きない 
かつて確かに生きていた人の声を 
「どん底」の圧倒的な笑い 
人生の十冊 
土を掘る 
玄冬小説の書き手を目指す 
うちに帰りたい 
母に会う 
小説の功罪 
家移りの祭り 
自分観察日記 
言葉で父を遺す 
おタミさんとおくまさん 
女の人生はいつだって面白い 
弱気の日に 
宴のあと 
コロナの時代 
変幻自在な面白さ 
上がらない質 
自分を磨け 
遠野へ 
上高地にて 
一番大切な喜び 
つながる 
「おらおらで」の前に今必要なのは、共に生きること 
付かず離れず 
人間ハシビロコウ 
私の戦い方

内容説明

身近な人の死、孤独と自由、新しい老い、自分を知る楽しさ、家族の形、ひとりで生きること、みんなで生きること―書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学。夫を亡くし、63歳で主婦から作家に。70万部の大ベストセラー、芥川賞受賞作『おらおらでひとりいぐも』著者の初エッセイ集。

目次

一さじのカレーから
母校へ
人が変わる瞬間
どうしよう
ドラゴンボール
悲しみのなかの豊穣
魔法の杖
歌にまつわる話
飽きない
かつて確かに生きていた人の声を
「どん底」の圧倒的な笑い
人生の十冊
土を掘る
玄冬小説の書き手を目指す
うちに帰りたい
母に会う
小説の功罪
家移りの祭り
自分観察日記
言葉で父を遺す〔ほか〕

著者等紹介

若竹千佐子[ワカタケチサコ]
1954年、岩手県遠野市生まれ。岩手大学教育学部卒。主婦業の傍ら、幼いころからの「作家になる」という夢を持ちつづけ、五十五歳で小説講座に通いはじめる。八年をかけて『おらおらでひとりいぐも』を執筆、2017年、河出書房新社主催の新人賞である文藝賞を史上最年長となる六十三歳で受賞しデビュー。翌2018年、同作で芥川賞を受賞。『おらおらでひとりいぐも』は世界十か国超で翻訳、刊行決定している。2022年、ドイツ語版Jeder geht f¨ur sich allein(ユルゲン・シュタルフ訳)で独の著名な文学賞、リベラトゥール賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

153
若竹 千佐子、3作目です。著者の初エッセイ、60歳代で人生が激変した女性の日常が語られています。 超高齢化社会の今、テーマを選んで書けば、売れると思いますが・・・ https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309039251/2025/01/13

いつでも母さん

126
『おらおらでひとりいぐも』が私の中に刺さっ・・そこから若竹さんが気になっている。『かっかどるどるどぅ』も読んだ。本作は初のエッセイ集。60代の若竹さんがそこにいた。分っかる~ところや、そうなんだ!なところ。へぇ・・もあった。私の心の奥底に眠っているのはなんだろう。怖いような、気付きたくないような・・だから、蓋をしておくとしよう(汗)でも、時々は声を上げようとは思う。2025/01/18

trazom

120
若竹さんの初のエッセイ集とのこと。人生が振り返られる。大学卒業後、教師を目指すも叶わず。見合い結婚で結ばれた優しい夫、二人の子供に恵まれた専業主婦の幸せ(と寂しさ)。そして突然の夫の死と絶望。でも、夫がくれた独りの時間を絶対に無駄にしないと小説を書き始め、63歳での芥川賞。受賞後も浮かれることなく「一番身近で大切だった人の死を体験した後では、私には何も怖いものがないのです」として、平凡な時間を大切に生きる若竹さんから、「老い」の意味を教えられる。シャレたエッセイと対極の素朴な文章から、真心が伝わってくる。2024/12/19

ネギっ子gen

60
【戦え、私。変わることも大事なことじゃないか。安穏に甘んじるな。ヒリヒリした中に身を置いて、生きることを際立たせよう】夫を亡くし、63歳で主婦から芥川賞作家になった著者が書いて考えて辿りついた、台所目線の哲学を綴ったエッセイ。深く共鳴!<平々凡々とはいえ人生一通りのことは体験した後に、やっとこさっとこ小説家でございますと言えた人間、意味があるのかもしれない。もう重々、どこから声を出さなければいけないか知っているじゃないか。私には私の闘い方がある。白髪頭掻きむしって小説を書くこと、それが私の戦い方だ>と。⇒2024/12/14

とよぽん

54
小説を読んだときとはまた違った印象を与えてくれたエッセイ集だ。若竹さんの来し方が語られ、挫折や寂しさ、そして専業主婦の日々のうちにフェミニズムを体感し、社会に対する怒りも述べられる。特に「私の戦い方」には、若竹さんの心の叫びが聞こえてくる。次の世紀を生きる子や孫たちに、どんな世を渡していくのか? このままではいけない。私も、声にしていかなければと思った。読んでよかった。2025/01/15

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