内容説明
新自由主義国家のもとで変質するソーシャルワークを問い返し、ラディカルな政治思想と活動に根ざしたソーシャルワークを追求することが今求められている。ソーシャルワークの起源とされるイギリスの運動・実践から方向性がみえてくる。
目次
1970年代における雑誌『ケース・コン』とラディカル・ソーシャルワーク
最良で最悪の時代
現代のソーシャルワークと女性への抑圧
道化師のジョーク
LGBTへの抑圧、セクシュアリティと現代のラディカル・ソーシャルワーク
ラディカル・ソーシャルワークとサービス利用者
なぜ今も階級が問題なのか
国際ソーシャルワークか、ソーシャルワークの国際協力か
ソーシャルワークにおけるラディカリズムと人間性の再発見
スラム地域の再開発
イージー・ケア・モデルに対抗する
著者等紹介
深谷弘和[フカヤヒロカズ]
天理大学人間学部講師
石倉康次[イシクラヤスジ]
総合社会福祉研究所理事長・元立命館大学産業社会学部教授
岡部茜[オカベアカネ]
大谷大学社会学部講師
中野加奈子[ナカノカノコ]
大谷大学社会学部准教授
阿部敦[アベアツシ]
九州看護福祉大学看護福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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