日本SF精神史 完全版

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  • サイズ B6判/ページ数 456p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309026626
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0091

出版社内容情報

幕末から現代まで、〈未来〉はどう思い描かれてきたか。日本的想像力の系譜をたどる画期的通史。日本SF大賞・星雲賞受賞作の完全版

長山 靖生[ナガヤマ ヤスオ]
著・文・その他

内容説明

幕末・明治から戦後、そして現在まで、“未来”はどのように思い描かれ、“もうひとつの世界”はいかに空想されてきたか―。日本的想像力200年の系譜をたどる画期的通史。日本SF大賞・星雲賞ダブル受賞作の完全版。

目次

近代日本SF史―「想像/創造」力再生の試み
幕末・維新SF事始―日本SFは二百歳を超えている
広がる世界、異界への回路
覇権的カタルシスへの願望―国権小説と架空史小説
啓蒙と発明のベル・エポック
新世紀前後―未来戦記と滅亡テーマ
三大冒険雑誌とその時代
大正期未来予測とロボットたち
「新青年」時代から戦時下冒険小説へ―海野十三の可能性
科学小説・空想科学小説からSFへ
空想科学からSFへ
戦う想像の現場―騒乱と創造と裁判沙汰
論争と昂揚の日々
発展と拡散の日本SF黄金期
八〇年代の輝き―SFとおたくとポストモダン
「幻想文学」とその時代
変容と克服―本当の二一世紀へ

著者等紹介

長山靖生[ナガヤマヤスオ]
1962年、茨城県生まれ。歯学博士。評論家。歯科医の傍ら、近代日本の文化史・思想史から文芸評論や現代社会論まで、幅広く執筆。1987年、横田順彌らと古典SF研究会を創設し初代会長を務める(名誉会長・小松左京)。『偽史冒険世界』(筑摩書房)で大衆文学研究賞、『日本SF精神史』(河出書房新社)で日本SF大賞、星雲賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

41
明治から現代まで。日本のSFの流れについて。面白かったのは明治あたり。社会改良を描くのもSFであるのならば、あの「食道楽」もSFと言うのは面白い。2018/06/10

塩崎ツトム

12
日本SFの歴史を幕末から戦前・戦中・戦後から80年代~21世紀まで。二つのSF史に関する書籍の合本(?)でもあるので、前半と後半とで空気が違う。80年代のSF当事者の空気が感じられる後半も面白いが、客観的資料として価値があるとしたら前半か。2018/07/24

tieckP(ティークP)

11
二冊の本がベースで、前半の客観的に日本へのSF移入の流れを述べているところと、後半の本人の経験や、直接会った作家たちの話を元にしているところとで、雰囲気が異なる。どちらも興味深く、前半はそのまま資料的価値が高く、後半については当時についてのさまざまな言説の一部として扱われるに相応しい。客観的な論述の上手さに美点があり、だからこそ後半になると「これだけの書き手でも神の視点にはなれないものだな」と思わされてしまうイデアがSFで表現されたものを論じるのが非常に上手く、イデアを直接論じると稚拙になるというか。2023/05/17

軍縮地球市民shinshin

11
日本SF小説の通史的な書物。幕末から話を始めていて明治・大正・昭和・平成と続く。戦後はSF論争史、事件史も触れていてなかなか勉強になる。しかし元々は別々に出版された本を2冊を合本にしたもので、400頁を超える大冊。なかなか読むのに難儀した。2019/03/17

maimai

9
日本SFの起原を恋川春町『悦贔屓蝦夷押領(よろこんぶひいきのえぞおし)』に求めることの是非は、現物にあたったことのない僕には(あるいはあたったとしても)判断できないが、いずれにしろ、そこから小川哲『ゲームの王国』までの約230年に及ぶ「日本SF」の歴史をまとめ上げたことだけでも賞賛に値する。年齢的にはいわゆるオタク第一世代より少し年上に属し、その特性の一端も分からなくはない、結構濃いめのSFファンだった身としては、とくに本書後半はついついのめり込んでしまう記述でいっぱいでした。2025/09/24

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