出版社内容情報
「『もう死ぬ』と言っていると案外死なないものだ」。マンボウ先生のドタバタな日常から楽しく生きる術が見えてくる、究極の36篇。
【著者紹介】
1927年、東京生まれ。東北大学医学部卒業。60年『どくとるマンボウ航海記』がベストセラーに。同年芥川賞、64年毎日出版文化賞、86年日本文学大賞、98年大佛次郎賞を受賞。2011年10月逝去。
内容説明
笑いあれば、この世は楽しい。人生をユーモアで包み込んだ35篇。
目次
第1章 マンボウの葬式(葬式;正月に死にかけたこと ほか)
第2章 マンボウとその妻(パンツの行方;妻とのケンカ ほか)
第3章 マンボウの食卓(真夜中のラーメン;カレーライス ほか)
第4章 マンボウとその一族(憤怒など;血すじ ほか)
第5章 マンボウ昔々(原っぱ―虫採り、凧あげ、草野球;青山のおばけ ほか)
著者等紹介
北杜夫[キタモリオ]
1927年、東京生まれ。東北大学医学部卒業。60年『どくとるマンボウ航海記』がベストセラーとなる。同年『夜と霧の隅で』で芥川賞、64年『楡家の人びと』で毎日出版文化賞、86年『輝ける碧き空の下で』で日本文学大賞、98年には斎藤茂吉評伝四部作で大佛次郎賞を受賞。ユーモアあふれるエッセイでも多くのファンに親しまれた。2011年10月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ショア
23
マンボウのゆるエッセイ。マイナス思考をおもしろおかしくって少し僻み節が強い気も。2022/11/04
退院した雨巫女。
7
《私ー図書館》まだ、マンボウさんが亡くなったのが、信じられない。天国で遠藤先生と、新しいエピソードをいっぱい書いてください。2014/07/28
さとみ
0
北さんが亡くなって数年経ち、新刊が出ても新作は出ないのだと思うと寂しい。でも、過去の単行本も多数絶版になってしまったのでこうして傑作選のようなかたちで読めるのはすごく嬉しい。しかもいきなり、葬式がテーマ。これ好きなんです。元医者ならではの死生観とユーモア、北さんのエッセイの好きなところが詰まっている。2014/11/12
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- 和書
- 日本の山岳標高1003山