内容説明
1878年夏、日本奥地紀行の旅の途次、イザベラ・バードは粕壁の街道沿いのお地蔵さまのかたわらに、令嬢の右手首を見つけた。通詞の伊藤とともにバラバラ殺人事件に巻き込まれる、いや首を突っ込むイザベラ。たちはだかる宿場戸長・雁塔谷大満。西洋合理主義は、はたして真犯人にたどりつけるのか。瞠目の歴史ミステリ。
著者等紹介
塩見鮮一郎[シオミセンイチロウ]
1938年、岡山県生まれ。作家。河出書房新社編集部を経て著述業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
8
イザベラ・バードが主人公というので手にとってみました。イザベラ・バードについては結構興味があり若干の著作を読んでいるので、今後少し研究しようと思っていました。ただこの著者のもくろみはいいと思うのですが、あまり成功はしなかったような感じがします。やはり通訳というバッファーを入れては少しまどろこしくなる感じがしました。イザベラ・バードを脇役にしたほうがよかったのかもしれません。2014/05/13
yasu_z2
1
塩見鮮一郎大好きな作家なんだけどこの本はいただけなかった! 推理小説には向いてないのかな? イザベラ・バードって実在の人物だったんですね…2013/05/03
kan
1
タイトルに惹かれて読んだが、羊頭狗肉の読み損。イザベラ・バードが可哀そう。2013/02/16
めぐみこ
1
帯とタイトルに惹かれて。結局見た目騙しというか竜頭蛇尾というか。イザベラが全然魅力的じゃないし、話そのものもスカッとしない。素材は面白そうなだけに残念至極。2012/12/22
きさきた
0
終わり方がいまひとつ。ハッピーエンドでもなく、謎解きがあるわけでもなく。2018/11/20