途中下車―パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録

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途中下車―パニック障害になって。息子との旅と、再生の記録

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309021249
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

凄腕編集長を突然襲った、“電車に乗れない…”。41歳の春、会社を辞め、6歳の息子と旅に出た―自分と向き合い、家族の絆を取り戻す感動のノンフィクション。

目次

1 はじまり
2 突然起こったパニック
3 息子と初めての長旅
4 退職、立山へ
5 「とうたん、無職だから」
6 「パニック障害」と診断されて
7 元の木阿弥
8 一年ぶりの地下鉄
9 元編集長の賞味期限
10 スイッチをオフにする
11 沖縄行きの飛行機
12 家族の絆

著者等紹介

北村森[キタムラモリ]
1966年富山県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。1992年日経ホーム出版社に入社。2005年から2008年春まで「日経トレンディ」編集長を務め、退社。現在、商品ジャーナリストとして、原稿執筆、メディア出演、講演活動、地域おこしのアドバイザー業務などに携わる。サイバー大学客員教授(ITマーケティング論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

pino

137
今まで読んできたパニック障害の本とは、ちと、趣が違っていました。仕事一筋、働き盛りの著者が、パニック障害を発症し、自身が編集長を務めていた出版社を、やむなく退社。仕事に忙殺されているうちに、息子と心の距離があまりにも遠くなっている事実にショックを受け、親子で旅に出るという話だ。無職になり、家族と向き合う時間もとれ、パニック発作も徐々におさまっていく。息子の成長を喜び、妻の懐の深さに感謝する著者の気持ちの変化がメインに書かれる。この障害は屈強な人でも発症する可能性あり。思い当たる方はどうぞ無理なさらずに。2012/12/20

masa

31
日経トレンディ編集長という激務に心が悲鳴を上げて42歳でパニック障害を発症し、会社に理由を明かさないまま退社した著者。経済的に不安定な時期にも関わらず、家庭を顧みなかった夫が拠り所としたのは6歳の息子との二人旅だった。旅を通して少しずつ縮まる息子との距離、素っ気ない態度を取りつつも夫を気遣う働く妻。実在する家族の葛藤と再生の記録に強く胸を打たれた。不安で仕方がない時に、どこにも属さないで生きる時間を夫に持たせた奥さんは凄いなぁ~と思う。なかなか出来ることじゃない♪151082015/07/05

抹茶モナカ

29
パニック障害の闘病記。乗り物に乗れない、という症状を、息子との旅を通して、克服して行く。41歳で仕事を辞め、妻から百万円貰い、旅をする。でも、筆者自身が高学歴で、スキル・アップに努力していての、発病と退職だから、ちょっとうまくやり直せられ過ぎで、普通はこう行かないよな、と思ったり。2015/01/07

Kurara

18
★★★☆☆ 41歳の編集長が突然パニック障害になるお話。なんの病気か判らず会社を辞めることを決断し、会社の人にも事情の説明もなく、奥さんにもただ辞めるとだけ言う。私にはおおらかに理解することできなかったですがおかげで息子さんとの距離がどんどん縮まったのはよかったですね。2015/02/14

saga

15
「日経トレンディ」の編集長だった著者がパニック障害になり退職され その後再生していく姿を描かれている。健康だと思っていても いつ何が起こるか分からないです。プライドなんかは再生には邪魔ですよね。家族、子供の見えない力は強いです。パニックのスイッチを入れない工夫。何となく自分でも分かります。参考になりました。2017/02/26

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