山の上ホテルの流儀―多くの作家に愛されてきた魅力とは

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  • サイズ B6判/ページ数 188p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020266
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0095

内容説明

池波正太郎が「従業員の神経は隅から隅まで行き届く」と称した「山の上」。その場所を心底愛した創業者・吉田俊男の遺志を受け継ぎ、作家とともにこのクラシックホテルを大切に守りぬいてきた人々の心配りの実際を、現社長がはじめて綴る。

目次

第1章 山の上ホテル誕生秘話(東京の高台にある小さなホテル;創業当初から謳っていた「文化人のホテル」 ほか)
第2章 多くの作家に愛されたホテル(創業当初からご利用いただいた昭和の文壇作家たち;編集者と作家の両方の立場でご利用いただいた山口瞳さん ほか)
第3章 創業者・吉田俊男の情熱(大正生まれの明治の男;西洋旅篭というホテルを目指した ほか)
第4章 吉田俊男が広告に綴った、ホテルへの愛情
第5章 山の上ホテルを受け継ぐ覚悟―巨大な影の下で(吉田俊男・令子の人生教育;吉田俊男への反発心 ほか)

著者等紹介

森裕治[モリユウジ]
1965年生まれ。成城大学経済学部卒業後、旭硝子株式会社に入社。約5年にわたり福岡支店にて勤務。退職後、芝パークホテルに入社し取締役、翌96年に専務取締役に就任。2000年からは代表取締役社長に就任し、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おいしゃん

32
山の上ホテルはクラシックホテルの中でも独特な雰囲気を感じていたが、ホテル素人たちが手作りで作り上げていったと知り納得。著者が創業家3代目だけあって、初代や先代のエピソードが生々しい。2022/08/07

148cm

2
1954年の創業以来、川端康成、池波正太郎、松本清張、山口瞳ら文豪に愛されてきた名ホテル。 3代目社長が、半世紀をこえる歴史と、祖父であり創業者の吉田俊男氏とその妻・令子氏のフィロソフィーを語る。 「もし、人が他人に与へられる最高のものが誠意と真実であるなら、ホテルがお客様に差し上げられるものもそれ以外にはないはずだと思ひます」 『第4章 吉田俊男が広告に綴った、ホテルへの愛情』がいい。 「旅は道づれ あなたの旅の道づれになり 安らかな旅になります様 ホテルはそっと気をつかいます」 一度泊まりに行こう。2022/07/19

takao

1
ふむ2024/08/28

一虎

1
どれだけ創業者負債のお客を想う心がこめられているかを知った。文芸作家などのエピソードがとても面白い。このあたりで以前は働いていたが一度も行ったことがなかった。2022/06/26

みっつー

1
山の上ホテル社長による回顧録。サービス業、ましてホテル業界に馴染みのない身としては経営者がどのようなアンテナを張り、どう受け止めているのかを窺い知るきっかけとなり新鮮であった。ブランドとは何か、言語化して伝えるのは難しいところであるが、文章から滲み出す気持ちで少しばかり伝わったように思う。2021/10/09

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