クリロフ事件

個数:

クリロフ事件

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2025年05月24日 01時17分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 156p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784896424409
  • NDC分類 953
  • Cコード C0097

著者等紹介

ネミロフスキー,イレーヌ[ネミロフスキー,イレーヌ] [N´emirovsky,Ir`ene]
1903~1942。ロシア帝国キエフ生まれ。革命時パリに亡命。1929年「ダヴィッド・ゴルデル」で文壇デビュー。大評判を呼び、アンリ・ド・レニエらから絶讃を浴びた。このデビュー作はジュリアン・デュヴィヴィエによって映画化、彼にとっての第一回トーキー作品でもある。34年、ナチスドイツの侵攻によりユダヤ人迫害が強まり、以降、危機の中で長篇小説を次々に執筆するも、42年にアウシュヴィッツ収容所にて死去。2004年、遺品から発見された未完の大作「フランス組曲」が刊行され、約40ヶ国で翻訳、世界中で大きな反響を巻き起こした

芝盛行[シバモリユキ]
1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

76
第一次世界大戦前、アナーキズムに揺れるヨーロッパとロシア。この小説はロシア帝国の教育相を務める高官クリロフとその一族郎党の姿を、彼を狙うテロリストの視点から描く。高官は、死病を患っており、失脚をしたことから、一度は暗殺の危険から遠ざかるものの、請願を見捨てたことによりまた危うい地位に戻ってしまう。狙うもの狙われるものも今の目を通してみると、どちらも、すごく同質性を持っていると思った。医師としてクリロフに近づくテロリストとクリロフ自身のすべて倦んでしまうったかのようなだるい気配が小説を漂う。2018/10/12

星落秋風五丈原

46
レオンMという男性にクリロフ事件の真相を聞く男性。やがてレオンMが死に手記が残される。その内容とは…という話中話。テロリストのターゲットとしてロシアの教育大臣クリロフに近づいた男性が、彼への共感に揺れながら任務遂行のその日を待ち続けるハードボイルド。2015/08/07

Y2K☮

18
読メのお蔭で出逢えた名著。出版社・未知谷にも感謝。翻訳ならではの読み辛さ、主格の曖昧さがあって(原文に忠実なのかな)なかなか流れに乗れなかったが、暗殺者レオンMがクリロフの担当医師になってからは一気読み。革命の理念、テロに対する良心の呵責に無頓着なMが、標的であるクリロフに関心を抱く過程に惹き込まれた。残忍で貪欲な政治家の併せ持つ勤勉さ、責任感、葛藤、そして重大なスキャンダルを纏う妻への一途な愛。彼も我々と同じ愚かで弱い人間なのだと気付いたMがテロを躊躇う姿に、それでも人を信じたいという著者の声を感じた。2015/01/03

踊る猫

13
イレーヌ・ネミロフスキーの作品を読むのはこれが初めて。帝政のロシアで革命家/テロリストが医師を詐称して権力者クリロフに近づき、奇妙な交友関係を結ぶというスジなのだけれど、ありがちと言えばありがちな「敵もまた人の子」というテーマに惹かれるものを感じる。もうひとつ無知を晒せばロシア革命に関してもなにも知らなかったので、こちら側にもう少し知識があれば本書の良き読者となれたのかなと思い、それが惜しまれてならない。ネミロフスキーの作品はもっと読んでみたいという気にさせられた。東欧・ロシアの文学はなかなか面白いと思う2016/07/28

きゅー

12
ロシア政府の大臣と、彼を狙う暗殺者という、普通であれば交わることのない二人の交流が綴られる。イレーヌの書く物語において、人は強さと弱さを兼ね備えたものとして現れる。全くの聖人が存在しないように、全くの悪人も存在しない。彼らは弱さゆえに悪を行い、無知ゆえに過ち、無理解ゆえに人を滅ぼす。その一方で、時に彼らは愛情ゆえに人を助け、憐れみゆえに人を許す。冷酷な人々が度々登場するが、彼らはイレーヌの筆によって裁きを受け、浄罪される。2014/09/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8087203
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品