中島らも烈伝

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  • サイズ B6判/ページ数 169p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309016887
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

内容説明

十代から、最後まで親友だったS=エスから見た、その苛烈な生のすべて。

著者等紹介

鈴木創士[スズキソウシ]
1954年生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

27
大学図書館の除籍本です。中島らもの本にS(エス)として登場する古くからの盟友が鎮魂の思いと共に描くらもの肖像。「『生』と『死』がお互いを見つめ合う、その透明な視線が美しい。」2015/06/27

ぜんこう

24
らもさんの高校時代(高校は違うけど)からの友人の書いた らもさんとの思い出話(?)。 先に らもさんのカミさんの美代子さんの「らも」を読んだので、それに比べるとどうも輝いてる らもさんがあまり出てこない。 やっぱり、らもさん自身について書かれた本はこのへんにして、読むなら らもさん自身が書いた本にすべきかな。2016/11/27

猫丸

17
「烈伝」というからには、らも氏の半生を記録した伝記を期待してしまうが、そういうものではない。高校時代からツルんで回った悪友の目を通した諸断片をリリカルに紡いだ追悼文である。仏文の鈴木氏の面目躍如たるところではあるがしかし。やっぱり、キチンとした評伝を残しておかねばならないと思うんですよね、この人の場合。読書と無頼のバランスなんて、読書メーター利用者諸氏には訴求するところ大でありますよねえ。2023/07/12

内緒です

12
中島らもさんに興味をもって買ったのだが、作者の鈴木創士さんのことばかり知ってしまったようだ。これは中島らもさんの伝記ではない。らもさんは鈴木創士さんの思い出話の登場人物の一人のようだった。内容は私の知らない青春時代を読んでいるので面白いんだが、中島らもさんを知るなら、本人のエッセイを読むに尽きる。2011/12/29

nonpono

8
中島らも作品に登場するエスこと著者による中島らもの回想伝。実録というより断片的で詩的な雰囲気。中島らもの追悼コンサートに集うミュージシャンや俳優や文化人の層の厚さよ。息子さんの「人から父の職業は何かと尋ねられたときには、作家でも、ミュージシャンでもなく、旅人と答えなさい」という言葉からの中島らもの矜持。読者のわたしも中島らもとともに、アルコール病棟、フーテンのいる関西のジャズ喫茶、呪術はこびるアフリカ、マッシュルームとともにバリ島、いろんな場所を旅したような記憶がよみがえるのだ。2023/06/25

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