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内容説明
下界の雑音から遠く離れた九州の屋根で悠然と“山”の伝統を継承する誇り高き人々。猪猟、焼畑、養蜂、神楽、的射、作り歌…日本人が棄て去った“山”の豊饒がいま甦る。
目次
平家伝説を語り継ぐ人々
遅れてやってきた千両役者
支配・被支配という名の運命共同体
焼畑=仙郷に育まれた究極の耕作術
『後狩詞記』と狩猟の作法
海に憧れた山育ちの異才
駄賃つけ―すぐれて人間的な山の物流メディア
ダム建設の大義に殉じたふる里
戦後開拓に蘇った椎葉人気質
夜神楽が映しだす山暮らしの時間
民謡の多彩は暮らしの豊穣の照明
下界の時間に高をくくる生き方
血の記憶を蘇らせる的射の作法
新種のサクラ発見が喚起するもの
素材の高度利用と味本位の食文化
“複合”の発想と焼畑への回帰
著者等紹介
飯田辰彦[イイダタツヒコ]
1950年静岡県生まれ。慶応大学文学部卒。山里に関する3部作(『峠の村へ』『山に生きる』『有峰物語』)をはじめ、一貫して日本の地域の歴史、伝統・文化を見つめ続ける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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