ブエノスアイレス午前零時

ブエノスアイレス午前零時

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  • サイズ B6判/ページ数 146p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309012339
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

場末の温泉旅館にブエノスアイレスの雪が舞う。老嬢と青年の孤独なタンゴに幻滅とパッション、リリシズムと幻想が交錯する胸うつ名作。芥川賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。

92
☆5.0 『ブエノスアイレス午前零時』 温泉卵と藤澤樟脳が濃い青色の闇の中で 長谷川式スケール片手にタンゴのステップを踏む物語。 ☆5.0『屋上』だらだらと澱んだ空気がピンと張り詰める様が 俄然心地よい。 『屋上』と芥川賞受賞作の『ブエノスアイレス午前零時』の2篇を収録。2021/01/28

NAO

79
この話には、語られていない話がいくつか隠されている。ミツコが若かりし頃の話。エリート広告マンだったはずのカザマの話。そういったことは全く語られないままに、ただ雪深いホテルのどこかさびれた様子、そこにあふれるナフタリンとポマードの匂いだけが描かれている。閉塞感と諦観に潰されそうな狭い世界で盲目の老嬢と孤独な中年男性がタンゴを踊るとき、そこに彼が見たものは何だったのだろうか。119回芥川賞受賞作品。 2019/08/13

凪織

18
感覚の表現方法が独特で面白い。テーマとか、何を表現したかったのかわからなくて掴みどころがない。まさに温泉の湯煙のよう。『ブエノスアイレス~』も同じく収録されている『屋上』も、どこか空しいような、寂しいような雰囲気が漂っているような気がした。周囲に溶けこめなくて浮いているような、相容れない何かを抱えて持て余しているような。もしこれが学生の話だったらきっともっと重くて苦しい物語になっていただろうけれど、大人である主人公達はしれっと平気なふりをしている。良くも悪くも平坦な物語という印象の作品。2015/10/30

シンヤ

17
藤沢周初読み。芥川賞受なので読んでみたが……。「ブエノスアイレス午前零時」「屋上」の2編。「ブエノスアイレス午前零時」カザマという男がで温泉ボイラー室で作業中に目が見えないサングラスをかけた老女ミツコが一人でふらふら歩いているのが気になり声をかけ出会う。悲愴感ただようこの老婆は耄碌として同じ話を繰り返す。カザマはそんな老婆に少しずつ優しくし、最後はタンゴのステップを一緒に踊る。実は昨晩、タンゴのコンサートに行ってました(笑)老婆と作業員カザマがタンゴを踊るというのが、よいのかなぁ~。良さがいまいちでした。2018/01/26

James Hayashi

17
芥川賞受賞作品とのことであるが、際立ったところはなく、人物描写もディテールもごく普通もしくはそれ以下。短編2編入っているが、どちらも印象に残らない。表題作のタイトルも内容と合致せず、タイトル負けしてる。芥川賞同時受賞の花村萬月と天と地の差があると感じた。2014/09/30

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