現代語訳 樋口一葉「闇桜・ゆく雲他」

現代語訳 樋口一葉「闇桜・ゆく雲他」

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  • サイズ B6判/ページ数 138p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309011202
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

良之助と千代は隣家同士。幼い頃より、兄妹のように慕い合い、二十二歳と十六歳になった今も、その無邪気な仲は変わらなかった。ある縁日の日、二人仲良く歩くところを、「おむつましいこと」と一言、学校の女友だちにからかわれる。その日より、やがて千代は病いに臥すことになる…。初めての熱い思い。少女はそれを恋とも呼べず、ひとり死へ赴いてゆく。処女作「闇桜」の他、「うもれ木」「雪の日」「ゆく雲」「うつせみ」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みつき 

27
『闇桜』『うもれ木』『雪の日』『ゆく雲』『うつせみ』の現代語訳集。「今の兄妹のような関係を壊してしまうのが怖い。いっそ悩み苦しみつづけるのならこの身が朽ちてしまえばいい」「才能のある身でなぜ貧しい暮らしをし、これほどまでに世間に埋もれなければならないのか。」やはり作中には彼女の鬱屈した思いが随所にちりばめられ、胸を一突きにされるような痛みを特に感じる作品集。愛するあまり心が壊れた女の、人としての命の灯火がふっと消えてしまうその瞬間に息ができなくなるほどの痛みが伴う。2013/07/31

マカロニ マカロン

4
個人の感想です:A-。『闇桜』は樋口一葉の原文をまだ読んでいないのだが、現代語訳を読み進むうちに10代の少女の純愛の行方に胸がキュンキュンしてしまうようなストーリー。『うつせみ』も似たような話だがこちらの方がもう少し年上の女性の強い情念が感じられる。そして、この本の中では何といっても『うもれ木』がストーリー展開のダイナミックさで心惹かれた。訳者の井辻朱美さんが後書きで書かれているようにイタリアオペラ的な「濃い」登場人物が劇画的な場面を展開する。篠原は本当に悪人なのだろうかと考えながら今度原文を再読したい。2016/03/06

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