めもらんどぅむででるまとろぎあ - 二十世紀の皮膚科を生きて

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784307150583
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 教育者・臨床家としての悩み、皮膚科学の多面性そして、ドイツ文化への愛を語る。
退職後の十二年間にわたって書かれた医学や教育に関する随筆を一冊に     

《目次》
■第一章 めもらんどぅむ で でるまとろぎあ
メモのすすめ/JELSAMTMの恥ずかしさ/三時間待って三分診療医者に人権はあるのか/医者は患者を選べない続・医者に人権はあるのか/〔付〕NICHT IN FRAGE KOMMT全然問題にならない/問診雑夢/中医のたわごと/皮膚科卒前教育昨今/日独皮膚科の歴史を回顧して/ドイツにおける遍歴と修業の時代アレキサンダー・フォン・フンボルト奨学生としての経験/リューベック聖霊施療院の小部屋皮膚科学的老年病学の思い出/異国語異聞/杞人の憂/「舗石」と「ゴットロンの丘疹」/ガルグイユと道化師/老医の老年者診療/学会の記念写真/忘れ得ぬ症例斑状強皮症型基底細胞腫(Morphea-like basal cell epithelioma)/「教科書」に込める祈り/貼布試験をめぐって/痘瘡ウイルス死す/ミミズに小便をかけるな/From University To Universality/発表は「刑事コロンボ」流に/新「モダン・タイムズ」時代にならないために/バイブル的文献/配属将校の時代/恩師北村包彦先生を偲ぶ/恩師小嶋理一先生のこと/さようなら,野波先生/忘れえぬ人
■第二章 ゲーテのカルテ
ゲーテの病歴/ゲーテと梅毒
■第三章 常磐線物語tyosya
カオスの中より/新制度の大学/獣医の心もて/うるし皮膚炎と中毒疹/十五年の変遷――文明開化/Die enge dritte Fingerspalte第三指間狭小現象/東部支部のこと/「外科臨牀ノ為ニ」/頽波旧津を沒す/時間の長さ/旧友に寄せて/最終講義,その一/最終講義,その二
■第四章 『筑波大学皮膚科報』から
産みの苦しみ/図書館通い/「臨床講義」のこと/湘南雑感/皮膚科創立二十周年に寄せる/黒色丘疹状皮膚症とクリングミュラー先生/患者デモ/杢太郎と時間/光陰矢の如し***Die Zeit Fliegt wie ein Pfeil***
■第五章 座談会 初夏閑談――福代・籏野先生をお招きして――
■第六章 『編集後記』拾い読み
留学の心得帖/茂吉はすごい男だ/皮膚病は軽い病気か/閑中山ヲ看ル/自分の時間/春のよろこび/漱石もすごい男だ/ソフトは無料か/存在する/生き甲斐/苦しい仕事/「諮問委員会」の綺羅星たち/終戦の夏/大学生活/論文へのコメント/病名/新しい時代/論文の投稿/謝辞/変貌する「皮膚科」/インターフェロンの発見/正月に/ウオノメ削り/皮膚科的聖遺物の保存/くるくる変わる主語/雑誌の編集/さようなら 楽しい29年でした/付教科書『皮膚科学』への想い

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