出版社内容情報
《内容》 内容については,啓子先生は,心身症という体の病気の成り立ちをわかりやすく話し,からだ,周りを取り巻くもの,自分自身への気づきの大切さをワークを交えて語りかけています。そして,何よりもその人柄が,多くの人に慕われるように,存在としての優しさを感じさせます。
江花先生は携帯電話という切り口から世相を見つめ,鋭い洞察力で現代の若者の底に流れる問題点を浮き彫りにしています。また,家族のあり方の時代による移り変わりという視点から親子関係を見つめ直すことによって問題解決の糸口を提供してくださっています。
杉田先生のお話は具体的でわかりやすく,しかも交流分析理論を網羅している最高の解説書になっていると思います。ただ文章にしても面白いのですが,その語り口は絶妙で,講演会の臨場感をお伝えできないことがとても残念なくらいです。(序より)
《目次》
第一章 おかしなことには怒ろうじゃないか
――怒れないの? 怒らないの? 怒りたいの?
爽快な怒り方を考えよう――(花岡芳雄)
第二章 からだの声をきこう!
――胸がつぶれる、腹が立つ、耳が痛い――(花岡啓子)
第三章 いらだつ子供と不安な親
――わかってくれない,理解できない――(江花昭一)
第四章 よりよい人間関係を求めて
――ストレスの原因ナンバーワンは人間関係。
繰り返しこじれるパターンから
抜け出すには?――(杉田峰康)