出版社内容情報
《内容》 特 色1)パーキンソン病診療において必要な基本的事項を,多くの症例経験をもとにわかりやすく簡潔に解説。2)一人一人の読者が日常の診療上知りたい項目を重点的に理解できるように編集。3)特に治療の項では,使用する薬の薬理,各種症状への効果,副作用,長期治療における問題点への対処など,日常臨床における疑問に対して丁寧に記述。4)患者の立場から知りたい知識も,おのおのの専門分野で活躍中の先生方が解説。5)脳の画像や鑑別を必要とする他疾患を通じて,どのようにパーキンソン病を位置付けたらよいか,周辺の知識も記載。 《目次》 1)序 論パーキンソン病診療の今日的意義2)疫 学我が国におけるパーキンソン病とパーキンソニズムの疫学3)症 候主要症候-振戦,筋固縮,無動,歩行障害/自律神経症候/知的機能障害4)検 査脳画像検査5)診 断パーキンソン病の診断6)経 過経過(Yahrの分類,Webster, UPDRSの解説)症候性パーキンソニズム-鑑別の要点/血管障害性パーキンソニズム/薬剤性パーキンソニズム/びまん性レビー小体病/神経変性疾患-多系統萎縮症を中心に-7)治 療薬物治療の基本的な考え方/抗パーキンソン病薬の種類と特徴/病期別にみた薬物治療の実際/抗パーキンソン病薬の効果発現と短期的副作用/L-ドーパ長期使用の問題点と対策/薬物治療のコツ【1.抗コリン薬,アマンタジンの使い方 2.MAO-B阻害薬の使い方 3.ドパミンアゴニストの選択と切り替え 4.悪性症候群の予防】/定位脳手術の適応と効果/精神症状の治療とケア/生活指導・リハビリテーション/公的扶助,社会的サポート