物語 日本の治水史

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784306094475
  • NDC分類 517.21
  • Cコード C3051

出版社内容情報

治水の歴史とは、事故と失敗に対し、いかに学び、難課題を克服してきたかの歴史である。世にも不思議な技術の歴史を解説する読本。

広大にして複雑な治水史観点から、神話・伝説に始まり、武田信玄、加藤清正、明治以降の田辺朔郎、青山士らの名治水家の歴史的・社会的背景との関連で書き下ろされた物語は、新鮮にして興味深い話題の連続である。
技術は失敗・事故の反省により進展してきた。連年の如く河川浸水災害は繰り返し起きている。治水の失敗は認識されずに歴史から消え去る。破堤・災害は河川の持つ遺伝子である。治水神・禹の系譜は脈々と四千年継がれている。鯀の治水の失敗は忘れ去られている。巨大災害の世紀・混迷を深めている治水。学ぶべきことが余りにも多い。
治水哲学への関心は、河川技術者にとって必須の心得である。治水の心髄を読者に目覚ませる一冊。

内容説明

技術は失敗・事故の反省により進展してきた。河川浸水災害は繰り返し起きている。破堤・災害は河川の持つ遺伝子である。治水の失敗は歴史から消え去る。治水神・禹の伝説は脈々と四千年の系譜は続く。巨大災害の世紀、混迷を深める治水。治水の歴史から学ぶべきことが多い。

目次

治水技術 揺藍期(河川技術とは何か―治水とは;伏羲と女〓(か)―治水神話の原点 禹王が学んだ治水
鯀の失敗と禹の治水―謙虚に学ぶ禹 自己犠牲と利他行 ほか)
治水技術 発展期(武田信玄の治水―都江堰に学ぶ 僧策彦周良;太閤秀吉の治水―兵法“水攻め”と太閤堤;佐々成政の治水―大木土佐守兼能 ほか)
治水技術 成熟・混迷期(田辺朔郎の琵琶湖疏水―朔郎の本当の夢は?;青山士の碑文―『萬象ニ天意ヲ覚ル者ハ幸ナリ 人類ノ為メ國ノ為メ』;大河津分水―御雇技師の大罪 ほか)

著者等紹介

竹林征三[タケバヤシセイゾウ]
1967年京都大学工学部土木工学科卒業。1969年京都大学大学院修士課程修了、建設省入省。琵琶湖工事事務所長、甲府工事事務所長等を経て1991年建設省土木研究所ダム部長、環境部長、地質官を歴任。1997年財団法人土木研究センター風土工学研究所所長。2000年富士常葉大学環境防災学部教授、付属風土工学研究所所長。2006年富士常葉大学大学院環境防災研究科教授(兼務)。2010年富士常葉大学名誉教授。工学博士、技術士(建設環境・河川砂防及び海岸)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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kaizen@名古屋de朝活読書会

20
#感想歌 木曽三川分流系譜(p.199)コラム(p.217)にて索引になく短歌作成 #返歌 治水なら天候流体土木から原理原則費用労力2017/09/12

kenitirokikuti

13
図書館にて。先に民衆運動史の須田努を読んでいた。須田は「富国強兵」は儒教にない案であり、そこが近代日本の民衆暴力への導線を感じているようなのだが、本書は朱子学の治水方針が新田開発志向と示唆する(陽明学はちと違うらしい)。新田開発と富国強兵をイコールで結ぶのは乱暴だが、先の須田の論にはやや疑問を感じてきたところであった。須田は群馬県生まれだそうで、利根川上流だな、私は利根川中下流住まいなので風土の差かもしれない2024/06/25

フラニー

2
治水の歴史の基本的な流れ。レジュメのような本。Twitterですすめられていて読んでみました。 治水の歴史を分かりやすく解説、治水の大切さ困難さも語られていて大変興味深く読みがいのある1冊でした。ここから参考文献を読んでいこうかと思います。ちょっと高いけど購入を考えたいくらい良い本でした。先日の大雨で治水に興味を持った方には是非おすすめします。2019/10/22

ぴか

2
中国の鯀の治水失敗の歴史から現在の治水問題までが記されている。 態と切りや人柱、右岸左岸上流下流の片方を万全にしてももう片方で歪が生まれる柔の治水などを知り、技術力は当然ながらまずは人民の協力が必要不可欠なのだということ、 こと風土に関しては若者より土地をよく知る年配者の意見を多く取り入れるべきだと書かれていた。 2017/09/01

gkosk017

1
知識量すごい2024/08/14

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