出版社内容情報
建築は太古の昔から、人の心を表現し、人と人をつなぐひとつの言葉といえる。建築のかたちにみる多様な言葉=意味を探る。
かたちが持つそれぞれの要素は全体と部分に向かう両面性を持っている。本書では、9つの「要素」と3つの「部屋」そして1つの「細部」を抽出し、その建築のありようを再確認する。
目次
序:かたちについて考える
論考:建築/かたちことばについて
第1章
1節:柱 2節:壁 3節:床 4節:屋根 5節:天井 6節:窓 7節:入口 8節:階段 9節:ファサード
第2章
1節:内の部屋 2節:境界の部屋 3節:外の部屋
第3章
細部
あとがき
著者略歴
著・文・その他:市原 出
市原出(いちはら・いずる):
建築家、東京工芸大学教授、博士(工学)。1958年福岡県生まれ。1981年年東京大学工学部建築学科卒業。1993年同大学院博士課程修了。1994年東京工芸大学助教授、2000年より現職。専門は建築意匠。主な作品:IC2(1995年)、東京工芸大学HP工房ORANGE(2004年)。主な著者:「リビングポーチ」(1997年、住まいの図書館出版局)、「建築のかたちとデザイン」(共著、2009年、鹿島出版会)など。
著・文・その他:岩城 和哉
岩城和哉(いわき・かずや):
建築家、東京電機大学教授、博士(工学)。1967年鹿児島県生まれ。1991年東京大学工学部建築学科卒業。1996年同大学院博士課程修了。2003年東京電機大学助教授、2012年より現職。専門は建築意匠。主な作品:HATO CAFÉ(2014年)、N邸(2020年)。主な著書:「知の空間」(1998年、丸善)、工学のおもしろさを学ぶ」(共著、2010年、東京電機大学出版局)など。
著・文・その他:元岡 展久
元岡展久(もとおか・のぶひさ):
建築家、お茶の水女子大学教授、博士(工学)。1968年兵庫県生まれ>1991年東京大学工学部建築学科卒業。1996年同大学院博士課程修了。1997年パリ第一大学美術史学考古学専攻DEA。2006年お茶の水女子大学助教授、2020年より現職。専門は建築意匠、建築教育。主な作品:ボルドー第三大学Archeopole(共同設計、2005年)、大磯の家(共同設計、2016年)。主な著者:「パリ広場散策」(1998年、丸善)、「Portrait de ville Tokyo」(共著、Cite de l’architecture et du patrimoine)など。
目次
第1章 要素(柱;壁;床;屋根;天井;窓;入口;階段;ファサード)
第2章 部屋(内の部屋;境界の部屋;外の部屋)
第3章 細部(土に始まり土に還る 輪島の土蔵修復;個が集うかたち ヴァージニア大学;胚芽から生まれるかたち ルイス・サリヴァンの宝石箱;手すりに表された全体 モリス商会;手で感じるかたち アルヴァ・アールトの引手と手すり;光のディテール キンベル美術館;ジョイントの美学 ブリオン家墓地;木の生命力と手の痕跡 脱皮する家)
著者等紹介
市原出[イチハライズル]
建築家、東京工芸大学教授、博士(工学)。1958年福岡県生まれ。1981年東京大学工学部建築学科卒業。1993年同大学院建築学専攻博士課程修了。1994年東京工芸大学助教授、2000年より現職。専門は建築意匠
岩城和哉[イワキカズヤ]
建築家、東京電機大学教授、博士(工学)。1967年鹿児島県生まれ。1991年東京大学工学部建築学科卒業。1996年同大学院建築学専攻博士課程修了。2003年東京電機大学助教授、2012年より現職。専門は建築意匠
元岡展久[モトオカノブヒサ]
建築家、お茶の水女子大学教授、博士(工学)。1968年兵庫県生まれ。1991年東京大学工学部建築学科卒業。1996年同大学院建築学専攻博士課程修了。1997年パリ第一大学美術史学考古学専攻DEA。2006年お茶の水女子大学助教授、2020年より現職。専門は建築意匠、建築教育
萩野紀一郎[ハギノキイチロウ]
建築家、富山大学准教授、博士(工学)。1964年東京都生まれ。1987年東京大学工学部建築学科卒業。1989年同大学院建築学専攻修士課程修了。1996年ペンシルヴェニア大学美術学部大学院修了。2016年より現職。専門は建築意匠、保存再生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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