教養としての日本古典文学史

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教養としての日本古典文学史

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  • サイズ 46判/ページ数 370p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305709714
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0091

出版社内容情報

万葉の時代から多様な表現を育ててきた和歌、平安王朝で花開いた物語、近世にかけて洗練された俳諧……。

日本文化を豊かにしてきた古典文学の歴史を、時代ごとのポイントと全体の流れに着目してわかりやすく解説します。

世紀ごとに章を立て、全体を見わたす概観と、文学史・日本語史・文化史の上で重要で興味深い箇所を一歩踏み込んで解説するトピックからなります。



どの時代にも特有の文化と文学作品がありますが、それらは独立して存在するわけではありません。

前の時代の何から発展して生まれたか、後の時代の何に影響を及ぼしたかといった視点をもって通史的に眺めることで、現代につながる流れをつかみ、より立体的な理解を得ることができます。



日本の文化史について古典文学を中心に長年教鞭をとってきた著者がこれまでの知見を生かしてわかりやすくまとめた、日本文化を見る目を養うための一般向け解説書。

勉強中の学生にも、社会人になって学び直したいという人にもおすすめの一冊です。







【目 次】

はじめに

第一章 七世紀とそれ以前(飛鳥時代とそれ以前)――和歌、神話、漢詩

第二章 八世紀(奈良時代)――万葉集、古事記、日本書紀、風土記

第三章 九世紀(平安時代)――漢詩、和歌、伊勢物語

第四章 十世紀(平安時代)――古今集、土佐日記、竹取物語、枕草子

第五章 十一世紀(平安時代)――源氏物語、更級日記

第六章 十二世紀(平安時代・鎌倉時代)――大鏡、今昔物語集、平家物語

第七章 十三世紀(鎌倉時代)――新古今和歌集、方丈記、十六夜日記

第八章 十四世紀(鎌倉時代・南北朝時代・室町時代)――とはずがたり、徒然草、太平記

第九章 十五世紀(室町時代)――連歌、能、五山文学、東山文化

第十章 十六世紀(室町時代・戦国時代・安土桃山時代)――閑吟集、御伽草子、キリシタン文学

第十一章 十七世紀(江戸時代)――和歌、漢詩、芭蕉、仮名草子

第十二章 十八世紀(江戸時代)――浄瑠璃、国学、蕪村、狂歌、川柳、読本

第十三章 十九世紀(江戸時代・明治時代)――滑稽本・漢詩文・一茶・近代へ

文学史年表

読書案内

あとがき

内容説明

万葉の時代から多様な表現を育ててきた和歌、平安王朝で花開いた物語、近世にかけて洗練された俳諧…。日本の文化史について古典文学を中心に長年教鞭をとってきた著者が、日本文化を豊かにしてきた古典文学の歴史を、時代ごとのポイントと全体の流れに着目してわかりやすく解説。世紀ごとに章を立て、全体を見わたす概観と、文学史・日本語史・文化史の上で重要で興味深い箇所を一歩踏み込んで解説するトピックからなります。

目次

七世紀とそれ以前(飛鳥時代とそれ以前)
八世紀(奈良時代)
九世紀(平安時代)
十世紀(平安時代)
十一世紀(平安時代)
十二世紀(平安時代・鎌倉時代)
十三世紀(鎌倉時代)
十四世紀(鎌倉時代・南北朝時代・室町時代)
十五世紀(室町時代)
十六世紀(室町時代・戦国時代・安土桃山時代)
十七世紀(江戸時代)
十八世紀(江戸時代)
十九世紀(江戸時代・明治時代)

著者等紹介

村尾誠一[ムラオセイイチ]
東京都生まれ、学習院大学文学部卒。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。東京外国語大学で長年教鞭をとり、現在名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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rosetta

28
この本の目新しい所は飛鳥とか室町とかの時代で区切るのではなく世紀ごとに章立てしているところ。確かに平安時代なんか四百年近く続いたんだからその中で変遷があって当たり前だし、江戸時代と纏めると井原西鶴と曲亭馬琴に百五十年の開きがあることを忘れてしまいそうになる。それにしても『教養としての』というタイトルだとこの本は読んで堅苦しくて退屈ですよ、と言っているようなものだと思うから損してるんじゃないかなぁ2022/11/30

さとうしん

17
7世紀から19世紀までの日本の古典文学を1世紀区切りで概観。通史として辿ることで、特に漢詩を含めた詩歌については歴史的な発展の様子や傾向の変化が見て取れて面白い。絵画や印刷技術、演芸など、直接文学には関わらない要素も盛り込まれている。幕末の志士など、政治史の有名人の詩歌も取り上げられているが、第十章のトピック2で『拾遺集』所収の和歌の本歌取りから、秀吉の和歌の教養を推察している手掛かりとしているのが興味深い。2022/10/25

桑畑みの吉

4
2022年11月単行本出版。書名とおり日本の文学やそれに関連する文化を俯瞰的に解説した内容である。奈良時代、平安時代等の区分ではなく、世紀(100年)単位での記述で、同時代の海外文学にも簡単に触れている。『万葉集』の古歌に始まり、明治時代までを約370ページといった分量でその変遷を把握できる。全体的には和歌に関する話題が多い。日本の文学史では必須なのだろう。この手の本の中には原典のみの記載で、現代語訳をキチンと載せていないものもあるが、本書では注釈として現代語訳で解説している点は分かり易くて良かった。2024/03/31

中津ゆか

3
とりあえず興味のある時代まで笑 結構詳しく書かれていて、仮名についても書かれてたので、一瞬「書道史かな????」と思ったほど😄面白い本です。昔買った新日本文学史と見比べながら読みました 2024/03/09

てまり

3
日本文学を一世紀ごとにわかりやすく解説。最初は作品が少ないのでじっくりなんだけどラストの明治手前あたりは爆速になってしまうのがちょっと面白かった。じっさい取り上げられる作品の文体も現代に近いとやはりぴちぴちしているので爆速で合っている。和歌多め、政治関連を絡めた話題が多め。江戸時代あたりで読み手も書き手も一気に広がるダイナミズムが感じられる。2023/06/06

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