コレクション日本歌人選<br> 寺山修司

個数:
  • ポイントキャンペーン

コレクション日本歌人選
寺山修司

  • 葉名尻 竜一【著】
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • 笠間書院(2012/02発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 24pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年04月27日 02時52分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 115p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784305706409
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0092

目次

そら豆の殻一せいに
海を知らぬ少女の前に
とびやすき葡萄の汁で
煙草くさき国語教師が
ころがりしカンカン帽を
ふるさとの訛りなくせし
駈けてきてふいにとまれば
空にまく種子選ばむと
太陽のなかに蒔きゆく
チエホフ祭のビラのはられし〔ほか〕

著者等紹介

葉名尻竜一[ハナジリリュウイチ]
1970年名古屋市生。立正大学大学院博士課程単位取得。現在、立正大学非常勤講師・國學院大学久我山中学高等学校非常勤講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

335
演劇人(劇作家であり、演出家)、歌人、俳人として、そのいずれの分野でも全く独自の世界を切り開いた寺山修司。彼が残した軌跡は(ほとんど奇跡でもあるが)今もって測り知れない。私にとっての寺山は第一義に演劇なので、歌もまた演劇的なものを選ぶことになる。「大工町寺町米町仏町老母買ふ町あらずやつばめよ」、「売りにゆく柱時計がふいに鳴る横抱きにして枯野ゆくとき」、「間引かれしゆゑに一生欠席する学校地獄のおとうとの椅子」ーいずれも『田園に死す』所収。何首でも引用したくなる。歌が巡る目くるめく永劫回帰の歌群である。2023/01/05

kaizen@名古屋de朝活読書会

76
#寺山修司 #短歌 #tanka とびやすき葡萄の汁で汚すなかれ虐られし少年の詩を #返歌 つぶれやすき桃の汁しみ作るなかれ迷ひ揺れやすき少女の歌に #解説歌 可能性完全性と相反す完全なもの可能性ない 原石の方が美しいというと、研磨士には失礼なのかもしれない。可能性を美しいと思う人には仕方のないこと。2016/01/10

keroppi

72
世田谷文学館「あしたのジョー!展」にちなんで近くの図書館で「あしたのジョーと寺山修司」なる展示と本のコーナーを作っていた。「あしたのジョー」の歌詞が大きく張り出されていた。あの歌が耳に響く。この本にはもちろん「あしたのジョー」はないが、言葉の持つイメージの広がりに触れることが出来た。最後に掲載されている谷川俊太郎と妻の九条今日子のエッセイが悲しい。2021/04/02

だいだい(橙)

22
前から気になっていた。この本で寺山が肝硬変で早死にしたこと、それが長患いの結果だったと知った。若い時の病気がこじれてしまったのだ。父が戦死し、母が出稼ぎしていたため、孤独な子供時代を過ごした寺山。独特な歌風が魅力的。劇作家など他の顔を持つこと、短命だったので歌集は少ないが、単なる一人称の文学に留まらず、創造といってもいい奥の深い世界を見ることができる。この作者の評論も「寺山好き」が匂ってくるようで、面白い。 「マッチ擦るつかの間海に霧深し身捨つるほどの祖国はありや」2022/09/19

ハルト

6
読了:◎ 三十九首おさめられた短歌は、どこまでも死の炎に焼かれた激しさと血の匂いがある。短歌の意味の説明と解説が付いていてわかりやすかったです。ただ少し選者と短歌の好みが違っていたかも。2019/11/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4658616
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。