さすらい姫考―日本古典からたどる女の漂泊

個数:
電子版価格
¥2,090
  • 電子版あり

さすらい姫考―日本古典からたどる女の漂泊

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 303,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784305703132
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0095

内容説明

平安から中世にかけて、“家”のあり方が家父長制へと移りゆく頃。不慮の運命から、さすらいの旅へ向かう姫たち。さすらいの行く末に、結婚という新たな男系との接触が待ち受けるなか、彼女たちは「生きる」ために、運命にながされ、また抗っていく。『鉢かづき』『まつら長者』『しんとく丸』『をぐり』『源氏物語』『更級日記』という日本古典を題材に“家”と女の変革の“とき”をみつめ、同じ時間をいきる現代の“ヒメ”たちへメッセージを投げかける。

目次

1 ヒメのさすらい―家を継承する女神(御伽草子『鉢かづき』―鉢かづき 婿取りから嫁取りへ;説経『まつら長者』―さよ姫 女系復活)
2 乙姫のさすらい―連帯に生きる女神(説経『しんとく丸』―乙姫 消える乙姫;説経『をぐり』―照手姫 玉の輿に乗る女)
3 ヒメになるまでのさすらい―父に見捨てられた娘(『源氏物語』1―玉鬘 父系をめざして;『源氏物語』2―浮舟 さすらいの女系集団)
4 さすらう女君をみつめて―父系・母系を超える娘(『更級日記』―菅原孝標女 “さすらい”の究極)

著者等紹介

小林とし子[コバヤシトシコ]
1954年(昭和29)年大阪市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科国文学専攻博士後期課程満期退学。作新学院大学等で非常勤講師。所属学会は、女性学会・日本文学協会等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヤクーツクのハチコ

0
「母系社会の消失」的な民俗学が元々好きなので面白かった。母系におけるヒメの力が父系に取り込まれ管理されるものになっていく様子を、伝承民話や源氏や更級などを題材に抽出したもの。更級日記の読み方が非常におもしろかった2022/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/807082
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品