内容説明
東北の農民のために己れの生涯を尽くそうとした賢治の作品が、再び新たな力をもって我々に深く迫る。“文学の力”とは何か、ここに改めて問う―
目次
賢治の「おもしろさ」と「むづがすさ」
生命と精神―賢治におけるリズムの問題
分子の脱自―宮沢賢治のトーテミズム、その墜落と飛行
「グスコーブドリの伝記」と三・一一東日本大震災―あるいは宮沢賢治と法華経
宮沢賢治の根底なる宗教性―大乗起信論・如来寿量品・宇宙意志
同時代に生きた宮澤賢治と金子みすゞの世界
宮沢賢治と『アラビアンナイト』―『春と修羅』収録詩篇を中心に
宮沢賢治の生涯をつらぬく闘いは何であったか
著者等紹介
佐藤泰正[サトウヤスマサ]
1917年生。梅光学院大学客員教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 電子書籍
- アラフォー賢者の異世界生活日記 1 M…