出版社内容情報
「ごめんなさい」
♂:「胸を打つシーンだ。じつに空々しい」
サヴァナとギリシア人の夫との結婚生活は散々だった。
夫は男児が生まれないことでサヴァナを責め、
数多いた愛人の一人――よりによって自らの従兄である、
名高い大富豪レアンドロスの身重の妻と事故死した。
かつてレアンドロスはあるパーティで出逢ったサヴァナに、
従弟の新妻とは知らずに一方的にキスをしたことがあった。
恐ろしくハンサムな彼は、冷たくサヴァナを見据えると、
妻と跡継ぎを奪った責任を負うよう、彼女に迫った!
「君には、僕と結婚して、僕の息子を産んでもらう」
【目次】