出版社内容情報
日本史の教科書で、「徳川幕府は古い政権の腐敗や制度疲労、内外の問題への対処能力の低さが原因で打倒され、新政権が樹立された」という固定化されたロジックで紹介されることが多々あります。しかし、近年、新たな歴史史料の発見やそれまで通説と思われていたことへの異説が提示されるようになってきました。本誌は新たに発見された歴史史料を基に、誤解されたイメージや通説に対して検証しながら歴史を紐解いていきます。
【監修】
山村 竜也(やまむら たつや)
1961年、東京都生まれ。歴史作家、時代考証家。NHK大河ドラマ「新選組!」「龍馬伝」「八重の桜」、東宝映画「燃えよ剣」、アニメ「活撃刀剣乱舞」など多くの時代劇作品の考証を手がける。大河ドラマ「西郷どん」、朝の連続テレビ小説「あさが来た」では資料提供を担当。主な著書に『幕末武士の京都グルメ日記』(幻冬舎新書)、『いっきにわかる新選組』(PHP研究所)、『新選組真史』(産学社)、『八重と会津の女たち』(洋泉社歴史新書)などがある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaz
2
記載されていること自体が、歴史の見直しによってまた変わるということもあり得るが、坂本龍馬の船中八策そのものは後の時代に作られたもの等、最近、テレビで見かけたものもあり、興味深い。図書館の内容紹介は『井伊直弼は開国論者ではなかった。倒幕資金は贋金づくりで生まれた…。ペリー来航から倒幕運動、大政奉還、江戸無血開城、戊辰戦争まで。新資料の発見などにより唱えられるようになった新たな説から、幕末の真実に迫る』。 2022/03/05
真珠
1
かなり前に読み終えていたが、感想を書けないでいた。日本が植民地化されなかった理由に納得。歴史はいろんな見方があり面白い。2023/06/13