論理学研究〈3〉 (新装版)

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  • サイズ A5判/ページ数 378,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784622079538
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C3010

目次

第2巻 認識の現象学と認識論のための諸研究(つづき)(全体と部分に関する理論について;独立的意味と非独立的意味の相違ならびに純粋文法学の理念;志向的体験とその“内容”)

著者等紹介

フッサール,エドムント[フッサール,エドムント] [Husserl,Edmund]
1859‐1938。当時のオーストリア領に生れる。1876年以降ライブチヒ、ベルリン、ウィーンの各大学に学び、1883年学位を得る。1884年ウィーン大学のブレンターノの門下に入り、専攻していた数学から哲学への道を歩む。1906年ゲッチンゲン大学教授となり1916年まで在職。その後1928年までフライブルク大学教授

立松弘孝[タテマツヒロタカ]
1931年名古屋に生れる。1953年南山大学文学部独文学科卒業。東京大学大学院修士課程を経て、1955‐58年ボン大学で哲学専攻。現在、南山大学名誉教授

松井良和[マツイヨシカズ]
1933年愛知県に生れる。1957年東京大学文学部哲学科卒業。1963年同大学院博士課程修了。1982‐85年愛知県立大学教授、1985‐97年三重大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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roughfractus02

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対象と意味の区別を維持することは難しい。この区別は著者の考察の基底で揺れ動き続けるかに思える。対象なしの意味(ノエマ)と対象を目指す意味(ノエシス)の地勢図を、著者は作成しようとするのだが、問われるのは、現象学にとって認識の理論における部分と全体の関係はどうないっているのか?ということである。後に超越論的主観性と呼ばれる理念的全体は、この時点では志向性における作用や構成物を含んでいる。中期の考察では、理念的で境界を持たない全体と捉え直されるが、その思索がこの巻でのノエマ/ノエシスの区別から始まっている。2017/02/09

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