日経ビジネス人文庫<br> 知性の罠―なぜインテリが愚行を犯すのか

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日経ビジネス人文庫
知性の罠―なぜインテリが愚行を犯すのか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784296124459
  • NDC分類 141.1
  • Cコード C0134

出版社内容情報

インテリを愚行に走らせる「知性の罠」とは何か――その回避方法やより良い学習法、生産性の高い組織作りまでを、さまざまな研究に基づき解説します。

* * *

「最高に面白く、最高に怖く、最高に深い。
人間の「本当の知性」とは何か。
「東大、ハーバード大に入れるだけの人」と「各分野で超一流になれる人」の違い。
「成功する組織」と「失敗する組織」の違い。
その答えは同じ線上にある。
そして全部本書に書かれている。」
――今井むつみ氏
(『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか?』『学力喪失』『言語の本質』著者)

* * *
IQが高い人、有名大学を卒業している人、ナレッジワーカーの中にも、愚かな誤りを犯す人がたくさんいます。優秀で高い教育を受けた人ほど陥る「知性の罠」とは……。

◇IQが高いほど、投資の判断力が低く、破産しやすい
◇脳の仕組みからわかる「超有名大卒の人が、自己弁護ばかりする理由」
◇高い教育を受けた人ほど、陰謀論にハマって抜け出せない
◇野球では成功するスター軍団方式。企業がマネすると失敗する
◇大学進学試験の点数が高いのに、合理的に考えられない人が多数いる

心理学や認知科学の研究から「本当の知性」とは何かを解説。
真に賢くなるには、どういう姿勢で考えて、どういう角度から学べばいいのでしょうか。

【認知科学研究から判明した成果の上がりやすい学習法】
・勉強時間を分散する。
・深い思考を必要とする複雑な教科書を使う。
・学習前に事前テストで自分の理解度を把握する。
・同じ場所で勉強しない。
・勉強が終わったら、その内容を誰かに説明する。
・自分自身を折に触れてテストする。
・1つのテーマだけではなく、複数分野を混ぜて問題を作る。
・難しい問題に取り組み、複数の解き方を考える。
・間違えた原因を探ると記憶が強化される。
・「よくわかっている」と思う事柄ほど、後日覚えていないことが多いので頻繁にテストする。

詳しい活用法は本書第8章にあります!

※本書は2020年7月に日本経済新聞出版から刊行された『The Intelligence Trap(インテリジェンス・トラップ) なぜ、賢い人ほど愚かな決断を下すのか』を改題のうえ文庫化したものです。

内容説明

愚行を犯すインテリは知性の罠に嵌まっている。ノーベル賞受賞者が陰謀論に傾倒したり、高IQ者の多くが凡庸な人生を歩んだり、秀才を集めても期待どおりの成果が出ないのはそのためだ。本書は、知性の罠とは何か、そしてそれをどう回避すべきかについて研究に基づき解説する。さらに、より良い学習法や生産性の高い組織作りにも言及し、真に賢く生きるための指針を示す。

目次

第1部 知能の落とし穴―高IQ、教育、専門知識がバカを増幅する(IQ190以上の神童の平凡なる人生―知能の真実;天才はなぜエセ科学を信じるのか―「合理性障害」の危険性;専門家が判断ミスを犯す根本理由)
第2部 賢いあなたが気をつけるべきこと(優れた判断力、知的謙虚さ、心の広さ;なぜ外国語で考えると合理的判断が下せるか―内省的思考;真実と嘘とフェイクニュース)
第3部 実りある学習法―「根拠に基づく知恵」が記憶の質を高める(なぜ賢い人は学ぶのが下手なのか―硬直マインドセット;努力に勝る天才なし―賢明な思考力を育む方法)
第4部 知性ある組織の作り方(天才ばかりのチームは生産性が下がる;バカは野火のように広がる―組織が陥る「機能的愚鈍」)

著者等紹介

ロブソン,デビッド[ロブソン,デビッド] [Robson,David]
ケンブリッジ大学卒業(数学専攻)。ニュー・サイエンティスト誌の特集担当編集者、BBC Futureのシニア・ジャーナリストを経て、科学ジャーナリストとして独立。ガーディアン紙、アトランティック誌などに寄稿している。人間の脳、身体、行動が専門分野

土方奈美[ヒジカタナミ]
翻訳家。日本経済新聞、日経ビジネスなどの記者を務めたのち、2008年に独立。2012年モントレー国際大学院にて修士号(翻訳)取得。米国公認会計士、ファイナンシャル・プランナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえぽん

58
英国の科学ジャーナリストが、優秀な人々が過ちを犯しやすい理由とその防止策について記した好著。IQテスト等で測れる分析的知能の他に、創造的知能、実務的知能も測る方がリーダーシップ能力の予測に有効とする。賢い人は「動機付けられた推論」により、自らに重要な信念を守るために知能を使いがちだという。専門家は情報を塊ごとにまとめて判断しがちで、自信過剰や「獲得されたドグマチズム」と合わさって認知的誤りを生むという。知的謙虚さやオープンマインド、更にリーダーの謙虚さも重要としている点など、処方箋も具体的で有用との印象。2025/06/26

香菜子(かなこ・Kanako)

17
知性の罠 なぜインテリが愚行を犯すのか。デビッド・ロブソン先生の著書。知性の高いインテリ高学歴者が愚行を犯す理由を探った一冊。だけれど知性の高いインテリ高学歴者が愚行を犯す確率はそうでない人が愚行を犯す確率とくらべるとずっと低い。知性の高いインテリ高学歴者が愚行を犯すを話題にされやすいから目立つだけ。知性の高いインテリ高学歴者の中で愚行を犯す人は一握り。知性の高いインテリ高学歴者が転落するところを見たい嫉妬まみれの大衆が多いだけなのかな。知性の高いインテリ高学歴者を尊敬して応援する社会じゃないと。2025/04/20

Janjelijohn

16
インテリや専門家でさえも、陰謀論に陥るし、合理性を欠くことがある。SNSやニュースに触れる際は常に注意したい。また物事を突き詰める際は「内省的有能状態」に到達できるよう、関所を設けて自分を見つめ直す時間を持とうと感じた。2025/06/08

Kooheysan

12
一般的知能が高いことがだめ、というわけではもちろんなく、それだけだといろいろなエラーが起こり得ますよ、ということを豊富な事例・知見をもとに紹介していく本です。ただ、それにとどまらず、(1)では他にどういうことが必要なのか?(2)並みの知能を持った人(私もこちら側。なのでこういう本に興味を持つのかもしれません)でも、知性を高めるために必要な日々の学習法や心の姿勢(マインドセット)の説明。教える仕事に就いている方にも役に立つと思います。(3)賢い組織をつくるために必要なことにも言及があります。2025/05/01

読書一郎

11
ノーベル賞を受賞した科学者がネットで陰謀論をまき散らす。シャーロック・ホームズの作者が心霊現象を信じ込む…なぜそういうことが起こるのか、を分析した本です。動機づけられた推論(自分の主張に沿って都合よく推論を組み立ててしまう)、他人の意見に耳を貸さない知的傲慢さ…IQが高い人ほど危ない、まさに「知性の罠」ですね。IQに関係なく、気をつけなくてはいけませんね。後半は組織論になり、こちらも興味深い内容でした。優秀な人ばかり集めてしまうと組織の能力は逆に落ちるそうです。2025/07/17

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