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出版社内容情報
最近は、部下に寄り添う傾向のマネジメントが注目されていますが、
本書はやや逆張り、ストイックで力強いリーダーシップの本です。
部下との距離感で悩んでいる、
チームがまとまりに欠けている、
自分自身の能力を思うように発揮できない等、
現場で奮闘しているリーダーに勇気を与える1冊です。
「リーダーなんて、イヤだ。まっぴらごめん」という人が増えています。
「責任をもたされてまで働きたくない。重荷だ」「自由な時間を奪われたくない。窮屈だ」という理由が背景にあります。
また、リーダーになったとしても、言葉の通じない若手に対して、ハラスメントを恐れてお客様扱いの腰の引けた指導に
なってしまい、部下には「上司に魅力を感じない」「ここは、成長できる環境ではないと」思われ、退職していきます。
とはいえ、大きな仕事を成し遂げるには、チームが欠かせません。
そんな現状のミスマッチを解消するのが、リーダーの「覚悟」です。
著者は、チームメンバーは、リーダー自身を映し出す「鏡」であると言います。
部下を一人前にする、育てる覚悟、職場を変える覚悟、
それらを実行して行けば、部下は更に限界を超えて行ってくれるのです。
著者は、厳しいと知られる生保営業業界にて、フルコミッション(完全歩合制)という働き方を選び、
自分自身がトップになるだけではなく、トップクラスの営業パーソンを5000人(うち大勢の所長や支社長に任命される)も育ててきた
「プロを育てるプロ」とも評される方です。
本書で語られる言葉は、
「メンバーは、わかりやすいリーダーを好きになるのであり、何を企んでいるかわからないリーダーには心を開かない」
「メンバーの相談に乗ってばかりではなく、逆に、相談に乗ってもらう」
「相手の言葉よりも“顔”を見て内面を探れ」
「上機嫌なリーダーを目指す、自らの感情をコントロールする強さをもつ」などなど、どれも具体的で、厳しさと優しさに溢れています。
内容説明
部下よりも汗をかき、部下よりも学べばいい。生保業界の「プロを育てるプロ」が書いた小手先のスキル、流行りの手法に踊らされないマネジャーの器とは。
目次
第1章 プレイヤーファーストの文化が体感を生む(貢献が根づいたチームが最強;「なぜ働くのか」を示すメンターであれ ほか)
第2章 自分を磨き続ける人がリーダー(リーダーとメンバーは単なる役割分担。お互い、その道のプロ;群れない、媚びない、馴れ合わない ほか)
第3章 教え、育て、ときに見守る(ナレッジ、スキル、マインドを「バイブル」として公開する;「信じ抜く美学」がチームに奇跡を起こす ほか)
第4章 目標と計画を達成する任せ方(タスクは抱え込まず、参謀を抜擢し、本来の仕事に集中;目標はスタートで握る ほか)
第5章 ほめる、引き出す、ときに叱る(「1on1」とは、「おもてなし」のレビュー;パソコンを閉じて真正面で向き合う ほか)
著者等紹介
早川勝[ハヤカワマサル]
神奈川県に生まれる。世界有数のフィナンシャルグループを母体とする外資系生命保険会社に入社以来、圧倒的なトップクラスの成果を上げ続け、数々のタイトルを獲得。その後、営業所長としても社内で最大かつ最高の生産性を誇るコンサルティングセールス集団を創り上げ、No.1マネジャーの称号を得る。36歳で支社長に就任後、どん底支社を再生させ、圧倒的な数のMDRT(Million Dollar Round Tableの略、世界79の国と地域でトップ数%が資格を有する卓越した生保のプロによる世界的な組織)会員を擁する組織を構築。現在は主に、管理職・マネージャー職向けに、研修、講演、コンサルティング、コーチング業務を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。