出版社内容情報
「おじさん構文の謎」に始まり消費傾向やジェンダー意識など「昭和生まれの人間」の生態に肉薄し、恥部をも詳らかにする本邦初の書。
内容説明
ついLINEが長文になってしまう、10年前の出来事を最近のこととして語ってしまう、若き日の12月24日を特殊な1日として記憶している、若者の働き方や結婚に余計なことを言いたくなる…仕事観、消費観、ジェンダー観など多様な切り口から「昭和生まれの人間」の不可解な生態に肉薄し、その恥部をも詳らかにする日本で初めて?の書。
目次
第1章 「おじさん構文」の謎―昭和人間と青春の残り火(「おじさんLINE」に潜む、昭和男性の寂しさと姑息さ;「おばさん構文」との正しい向き合い方を考える ほか)
第2章 なぜ昔話が口をついて出るのか―昭和人間の不可解な習性(なぜ大昔のことを「ついこのあいだ」のように語るのか;「日本はすごい国」過去の栄光を忘れられない理由 ほか)
第3章 令和の職場と、くすぶる違和感―昭和人間の仕事観(今どきの「やさしい働き方」に本音では違和感を拭えない;令和のコンプラ社会に感じる“くすぶり”はどこから? ほか)
第4章 男らしさ・女らしさという呪縛―昭和人間とジェンダー(他人に「結婚がらみの暴言」を吐く昭和人間の心理とは;ヒンシュク発言を招く「女はこうあるべき」という刷り込み ほか)
第5章 昭和人間は眠れない―「老害」にならないために(「老害になる昭和人間」「華麗に老いる昭和人間」の違い;「みっともない中高年」を生み出すネットという罠 ほか)
著者等紹介
石原壮一郎[イシハラソウイチロウ]
1963(昭和38)年、三重県生まれ。コラムニスト。64年の東京オリンピックは記憶にないが、70年の大阪万博には行った。昭和の終わりごろに月刊誌の編集者になり、93(平成5)年に『大人養成講座』でデビュー。以来、大人をテーマにした著書を次々と刊行。「昭和」も長く大事にしているテーマの一つ。昭和を浴びて育った「昭和人間」として、今の時代と「昭和的なるもの」や「昭和な自分たち」との望ましい関係性を追求している。著書は100冊以上(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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