出版社内容情報
「知的体幹を鍛える本の読み方」を追体験する
『原書を読むよりも面白い』と評される、楠木建氏の書評を網羅した珠玉の書籍解説集。経営書から教養書まで、縦横無尽に語り尽くす。「今すぐに読みたくなる本」と出合える1冊。
「著者からのメッセージ」
読書という行為は事後性が強い。いろいろな本を読んでいくうちに、ようやく読書に固有の価値が分かる。いよいよ読書が楽しくなる。そうこうしているうちに、読書が習慣になる。問題はいかに事後性を乗り越えるかにある。
【取り上げた書籍】
古川緑波『古川ロッパ昭和日記』
東海友和『イオンを創った女 評伝小嶋千鶴子』
山崎朋子『サンダカン八番娼館 底辺女性史序章』
児玉博『堤清二 罪と業』
隈研吾『ひとの住処 1964-2020』
開高健『オーパ!』
アルベルト・シュペーア『第三帝国の神殿にて』
アシュリー・ミアーズ『VIP グローバル・パーティーサーキットの社会学』
シャルル・ヴァグネル『簡素な生き方』
高田純次『自伝』
ボブ・ウッドワード『恐怖の男』
バートランド・ラッセル『怠惰への讃歌』
ブルネロ・クチネリ『人間主義的経営』
渋沢栄一『論語と算盤』
楠木建『絶対悲観主義』…etc.
内容説明
経営についての思考の血となり肉となった読書の軌跡。
目次
第1章 自由な書評(実行を促す教科書―マイケル・リューリック、パトリック・リンク、ラリー・ライファー『デザインシンキング・プレイブック』;好き嫌いの達人―池波正太郎『味と映画の歳時記』 ほか)
第2章 対話する書評(経営する哲学者―ブルネロ・クチネリ『人間主義的経営』;2つの自由―山口周『自由になるための技術 リベラルアーツ』 ほか)
第3章 自著を語る(楠木建・山口周『「仕事ができる」とはどういうことか?』;楠木建・杉浦泰『逆・タイムマシン経営論』 ほか)
第4章 映画を語る(娯楽の王道;Vシネ廃人 ほか)
第5章 音楽を語る(『好きなようにしてください』の淵源;よろしく哀愁 ほか)
著者等紹介
楠木建[クスノキケン]
一橋ビジネススクール特任教授。専攻は競争戦略。一橋大学大学院商学研究科修士課程修了。一橋大学商学部専任講師、同助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、同ビジネススクール教授を経て2023年から現職。1964年東京都目黒区生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
nbhd
アリスとアニー
jun
ゆうすけ