内容説明
渋沢も、三菱、三井、住友を興した起業家たちも、情熱と知恵で逆境を越えた!どん底でも必ずチャンスはある。
目次
第1章 胆力(否定的思考を肯定的思考に変えて“日本資本主義の父”となった渋沢栄一;確率の高い経営をつづけ財閥を築いた安田善次郎;コペルニクス的な発想の転換ができた日本のセメント王浅野総一郎;無学で不器用でも、時運を待ち財閥を興した古河市兵衛)
第2章 危機管理力(人心収攬の能力で時代を乗り切り“三井”を立て直した三野村利左衛門;基盤を守って明治の“住友”を築いた広瀬宰平;“住友”の全社員が仰ぎみた、長期的視野をもつ将帥伊庭貞剛;生命か利益か、で勝ちつづけ、財閥を築いた大倉喜八郎)
第3章 先見力(未来構想を仕入れて具体化した地下浪人の子岩崎弥太郎;負の遺産を受け継ぎながら世界の潮流を読み“三菱”を再編した岩崎弥之助)
著者等紹介
加来耕三[カクコウゾウ]
歴史家・作家。1958年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、奈良大学文学部研究員を経て、現在は大学・企業の講師を務めながら、著作活動に勤しんでいる。『歴史研究』編集委員。内外情勢調査会講師。中小企業大学校講師。政経懇話会講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ue3104
5
「どん底でも必ずチャンスはある」帯に書かれた文句に今の自分を重ね合わせて読破。なるほど多くの偉人たちは想像を絶する危機を乗り越えて大きくなっている。そもそもスケールが違うのだけど、勇気をもらえた。まだまだできることはたくさんある。2022/01/31
かにーじゃ
1
明治初期の偉人のダイジェストならば、より客観的事実を記載してもらう方がよかった気が私はするけど、読者の好みかもしれない。 途中で筆者の主観的意見が時々述べられるのは伝記としては違和感を感じた。 文学的知識の乏しい私には、ややわかりにくい表現が多く、伝記はわかりやすく書いてもらう方が良いと思った。2023/01/06
Go Extreme
1
胆力:否定的思考→肯定的思考・日本資本主義の父・渋沢栄一 確率の高い経営→財閥・安田善次郎 コペルニクス的な発想の転換・日本のセメント王・浅野総一郎 無学で不器用・時運を待ち財閥・古河市兵衛 危機管理力:人心収攬の能力で・三井を立て直し・三野村利左衛門 基盤を守って明治の住友を築いた広瀬宰平 住友の全社員が仰ぎみた長期的視野をもつ将師・伊庭貞剛 生命か利益で勝ちつづけた大倉喜八郎 先見力:未来構想を仕入れて具体化・地下浪人の子岩崎弥太郎 負の遺産を受け継ぎながら世界の潮流を読み三菱を再編した 岩崎弥之助2021/03/28
Toshiyuki Marumo
1
仕事で必要があり読んだけれど内容が(色々な書物等のあまり上手ではない)寄せ集めで薄いし、文書も読みにくく、何より明治の著名な財界人を描きながら志が低い。 この著者は他にもかなり著者があるけど、それもこんなレベルなのか…2021/03/12