内容説明
第二次世界大戦前、世界を股に掛けて活躍した伝説のダンサーであり振付師でもあった伊藤道郎。空腹に耐える貧困の中、和洋を折衷した独創的なダンス・ソロで掴んだ栄光。NYブロードウェイの第一線に立ち、アメリカのエンターテインメントを盛り上げた足跡。芸術の道に進むことに反対する母親とのいざこざなど、少年時代のエピソードにまで遡り、波乱とユーモアに満ちた生涯を描く。膨大な資料と近親者の証言により、道郎の“生”の姿に迫ったドキュメンタリー。第7回「新風舎文庫大賞」復刊部門賞受賞作。
目次
1 おいたち
2 ドイツ留学
3 ロンドン時代
4 ニューヨークにて
5 ロサンゼルス時代
6 帰国
7 再帰国
8 さらば亜米利加
9 新生日本
10 果てなき夢
著者等紹介
藤田富士男[フジタフジオ]
1949年熊本県人吉市生まれ。人吉高等学校を卒業後、中央大学、明治大学を経て、法政大学大学院博士課程を修了。不二女子高等学校、法政大学、明治大学、埼玉短期大学への勤務を経て、現在は相模女子大学講師を務める傍ら、執筆活動を行う。『伊藤道郎世界を舞う―太陽の劇場をめざして』で第7回「新風舎文庫大賞」復刊部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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