内容説明
「言葉は眼の前の現実の暮らしや風景にけっして追いつけない。現実の一歩か二歩いつも後ろを歩いていて、追いついたかと思ったとたん、するりとくぐり抜けてしまう。」―ときに現実の前にたちすくむ言葉の無力を感じながら、詩人は深い想いの底にたゆたう痛みの記憶をひとつひとつ結晶化させる。
目次
立ちあがる海(窓の内側;風が吹いて;立ちあがる海;砕けた鏡;空洞は ほか)
蜜柑がいっぱい(蜜柑がいっぱい;水は;深更に;棘;紙の世界 ほか)
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