内容説明
親友、恋人、会社の上司に裏切られた失意の倉田梨り子は、ホームレスの善さんや“おばちゃま”と知り合い、失踪した伝説の詐欺師である父から受け継いだ才能に目覚める。「憂さ晴らし、承ります」他人の復讐に手を貸す「仕返しビジネス」を生業とするマダム・リリーは今日も国道246号沿いの事務所で依頼人を待つ―。
著者等紹介
藤村いずみ[フジムライズミ]
1962年生まれ。早稲田大学第一文学部日本文学専攻卒。新聞社、出版社勤務を経て、企業PR・広告制作会社を経営。その傍ら、小説修行を始める。「海棠の花が散るまでに」が第40回オール讀物推理小説新人賞の最終選考作に残る。「孤独の陰翳」で第19回サントリーミステリー大賞優秀作品賞受賞。2002年、『ミステリマガジン』連載の殺し屋シリーズ第一話「コンプライアンス」で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinoko_kinako
1
3.5点 「仕返しビジネス」憂さ晴らし、承ります。 こんな広告を見つけたらきっと興味をもってしまう。 軽快な文章でさらっと読ませてくれる。あとには残らないが時間つぶしにはいいかも。2010/08/21
Manaka_Kanzaki
0
毒をもって毒を制す的な話。詐欺の手法も文献でしっかり下調べされてて、思わず「へぇ〜」って言っちゃう。2012/09/18
ミルフィーユ
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漫画を読んでいるように、軽い雰囲気で楽しめました。2010/04/25
kaoru_0508
0
今年最初の駄作。こんなに薄っぺらい人物描写、許されていいの!?2010/01/16
青嵐
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チラッと見たドラマの原作ということで、借りてみた。やっぱりドラマとは少し違うけれど、まぁ楽しく読めた。結局詐偽行為だから犯罪なのだけれども。ケンちゃんとの関係や、善さん・父親の行方。続きがあるなら読んでみたい。2009/09/29