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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
82
身近なミステリーかと思いきや、殺人にまで発展してちょっと驚いてしまった。後半の謎解きは、落し所を模索しながらのようなご都合部分も伺えるが、ラストはみんながズルズルうどんを食べるために支度するという微笑ましい終わり方で、私も食べたいなぁと思いながら本を閉じた。最初のさんぽナビが印象的…。だから、その後の展開にもう少し深みが欲しく感じるのかな。あー、うどん食べたいな。2015/06/24
みかん🍊
63
ロックスターを夢見て都会で暮らしていた健太郎、弟の死をきっかけに実家の香川で父親のうどん作りをする事に。何気なく食べているうどんも小麦の配合や塩や水の温度など細かく調整されていて奥が深いですね、うどんだけでなく、親子関係やミステリー等盛り沢山の内容でした。前半の弟との散歩は泣けます。2014/10/08
tokotoko
62
音楽仲間とメジャーデビューを目指し、5年も頑張ったのに、夢破れた佐草健太郎くん。バイト中です。そして次に来た新たな不幸は、弟の仁亜くんの死。健太郎くんは、夢のために飛び出したままの気まずい実家に戻ります。その実家がうどん屋さんです・・・。3つの章立てになってます。各章ごとに、まったく違う味わいです。泣きたいけど泣けない涙を持っている人は、1章を読むときっと涙出ます。ミステリー味が好きな人は2章と3章。友情や家族愛などの隠し味も入ってます。読み終わったらきっと近々おいしいうどん、食べよーって思います☆2014/09/13
みえ
41
表紙がインパクトあったけど、そんなに面白くなかった。2020/09/18
むぎじる
40
3章から構成されている小説。最初の「さんぽナビ」がよかった。交通事故で突然無くなった弟の仁亜の葬儀に、10年ぶりに故郷へ帰ってきた健太郎。弟の面影にふれようと見つけたのは、仁亜が自分の誕生日ごとに録音していたテープ。”番外編”のテープを聞いてみると、「兄貴、散歩に出かけよう。玄関で待ってる。」仁亜の声が耳に飛び込んできた。この章で味わえる、家族の存在や、今でこそわかるありがたみを楽しみたかったな・・・私には、少し薄味な読了感。2014/08/01
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