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内容説明
両親の死後、カトリーナは自分のことを後回しにして広大な地所と屋敷の管理を一手に引き受けている。あるとき、美人で甘やかされた妹が、地元の名士で幼なじみのルシアスにふられたと泣きついてきた。カトリーナは妹のために彼の仕打ちを非難するが、ルシアスはこれまで何かと彼女を助けてくれた友人でもあり、彼と仲違いすることに内心複雑な思いだった。すると妹は何を思ったのか、ルシアスを姉に奪われたと吹聴し始めた!あまりのことに呆然とするカトリーナに、彼は告げた。噂を本当にするために、これからきみと交際しよう、と。
著者等紹介
ニールズ,ベティ[ニールズ,ベティ][Neels,Betty]
イギリス南西部デボン州で子供時代と青春時代を過ごした後、看護師と助産師の教育を受けた。戦争中に従軍看護師として働いていたとき、オランダ人男性と知り合って結婚。以後14年間、夫の故郷オランダに住み、病院で働いた。イギリスに戻って仕事を退いた後、1969年『赤毛のアデレイド』を発表して作家活動に入る。穏やかで静かな、優しい作風が多くのファンを魅了した。2001年6月、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゃろ
9
ヒロインも鈍感すぎだかヒーローには終始イライラさせられた。まどろっこしい事ばっかりやってないでさっさとヒロインに告白しろ。コミカライズhttps://bookmeter.com/books/17303682019/02/12
める
5
ヒーローにはもっと必死になって欲しかったな。そもそも頭が回るのなら、ヒロインが幼いうちに思わせぶりな態度ができたはずなのに、なぜ今頃になって仕掛けた?しかもまわりくどい!他作品とは異色の主人公カップルで新鮮だったけど…やっぱりどうもイマイチ盛り上がらない。ただその分、日常の暮らしや何気ない空気などの伝え方がもの凄くリアルに感じ取れるから、つい手にとってしまうんだよな…ベティ作品。2013/06/17
kina
4
「もしB・ニールズがP・ジョーダンやJ・スティール風に書いたら」という実験作だと思って読んだ。だって人種もいつもと違うしヒーローがジャガー乗ってるし。(と思ったらやっぱりベントレーにも乗ってた)ギリシャに婚前旅行に行かせたりして攻めてるな~と。でも上記の作家さんたちならギリシャでシャワー中間違ってドアを開けるとかホテルの手違いでベッドが一つしか無いとか言う展開にしてるよね絶対。今作は天災が起きて野外で一緒に寝るのだが、セクシーなことには全然ならず。ヒロインいいかげん鈍すぎと思いましたが最後はロマンチック。2019/06/27
ばん
3
ヒーローのヒロインへの気持ちは伝わってくるけど、なんだかヒロインが掌で踊らされてる感じが嫌だなぁ。そんな回りくどいことしないで自分の気持ちを伝えて、そこから好きになってもらえるよう努力していけばいいんじゃないんですかね…2016/09/19
糸車
3
これが初めて読んだベティさん。先入観なしで読めたので楽しかった。幼馴染を卒業して恋人へと進むには、なにかきっかけが必要なんだなあ。2013/08/20