七年戦争 〈下〉

吉田成志

文芸社（2010/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 266p／高さ 20cm
• 商品コード 9784286086644
• NDC分類 209.5
• Cコード C0022

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[atlusbou]

上巻で書かれていた、遺恨を残したオーストリア継承戦争の続きの戦争となります。オーストリア継承戦争では連戦連勝だったプロイセンも苦戦する様子が伺えます。相変わらず寄り道が多く、古代の戦いの話まで入っており、順序立ててというよりは著者が好きに書いた様な印象があります。

2023/03/25

[Saiid al-Halawi]

大陸各国が荒れに荒れる中、通商国家として必要なことに目を向け、必要なタイミングで必要なことを行っていた英国すげー、大ピットすげーって思った。要するに大陸ではプロイセンを支援してパワーバランスを保ち、自分たちは活路を制海権と海外植民地の堅持に見出したんだと。それと純然たる海軍国なのに赤福強いってなんだかズルい気も、、、

2012/02/12

[May]

本書は、七年戦争全体の推移や考察ではなく、個々の会戦に焦点を当てたものとなっており、上巻ではオーストリア継承戦争（1740-1748）を、下巻では七年戦争(1756-1763)を対象としている。オーストリア継承戦争 や七年戦争の全体像を知りたい場合には別を当たる必要があるほか、個々の会戦についても、それほど詳しい内容とはなっていない。また、フリードリヒや同時代人たちが書いたもの（手紙を含む）、話したことの翻訳が載せられているが、これはとても利用価値があるように思う。上巻09年秋 、下巻10年冬読了。

2010/01/28