内容説明
キリスト教の信仰の中心は十字架の贖罪と復活の生命にある。イエスの死と生とがこれにかかわる。また、ナザレのイエスはなぜあのような活動をし、何を考えていたのであろうか。それを知る手がかりとして、イエス自身は、旧約諸文書をどのように読んでいたのかを問うてみる。そこにキリスト教の発生と、この宗教の生命線を知ることができる。
目次
生と死について
イエスとの出会い―愛は人を造り変える
愛すること、生きること
弟子の足を洗うイエス
この人がメシアかも
人間をとる漁師
愛するとは
赦すことができるのは
贖う方とは
羊が聞く羊飼いの声―呼びかけと応答
見えない人の目が開き
新しい天と地を見た
著者等紹介
松永希久夫[マツナガキクオ]
1933年名古屋生まれ。1957年国際基督教大学卒業。1960年東京神学大学大学院修士課程卒業。東京神学大学教授・前学長。1972年~87年には、『新共同訳聖書』翻訳委員として参加
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