内容説明
没後60年。「大阪帝國大學創立史」(西尾幾治編著)の発見と復刻はとりもなおさず、祖父ニシオイクジとの魂の再会であった。同時にそれは意識下にあった幼少期全体が、著者の今に、大きな意味を帯びて立ち返る。しかもそれは、紛れもなく彼女に潜む「なにものか」を揺り起こし、詩という形に昇華させていった。戦争、犯罪、地震、災害…悲しみは止むことをしらない。祈り、模索、自愛の詩31篇。
目次
秋
街角
金髪ノ老女ト猫
真昼
蒼と紅と白と夕波
カナシミノ樹液
埋葬
刑場に曳かれ行く若き牡牛に
高野行
オールドホームレスマン〔ほか〕
著者等紹介
福井康子[フクイヤスコ]
旧姓西尾。1937年10月、大阪府柏原市生まれ。1960年春、大阪市立大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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