学術叢書
中央銀行制度の経済学―新制度経済学からのアプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 567p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784284103992
  • NDC分類 338.4
  • Cコード C3033

内容説明

日本銀行をはじめ、米国連邦準備制度(FRB)、欧州中央銀行(ECB)など、世界の中央銀行は今、注目を集めている。本書は、中央銀行の組織・制度をめぐる諸問題について、「新制度経済学」と呼ばれる新しい経済学を使って検討を試みる。ゆうちょ銀行やNHKなど、中央銀行と同じように公共的性格と民間企業的性格をあわせもつ「特殊法人」のガバナンスの検討にも役立つほか、本書で用いる経済理論が図式も使って平易に説明されていることから、「新制度経済学」の入門書としても最適な1冊である。

目次

第1部 中央銀行制度の基本構造(金融システムにおける中央銀行の存在理由;中央銀行のガバナンス・ストラクチャー;中央銀行のパブリック・ガバナンス)
第2部 中央銀行の主要機能(現金通貨供給機能の多角化;金融政策のガバナンス理論;プルーデンス政策のオーナーシップ理論;金融危機管理における中央銀行の役割)
第3部 中央銀行と決済システム(決済システムのガバナンス理論;中央銀行の決済システムガバナンス;中央銀行決済システムの多角化;中央銀行決済システムのグローバル化)

著者等紹介

折谷吉治[オリタニヨシハル]
1948年富山県生まれ。1972年金沢大学法文学部経済学科卒業。日本銀行入行、金融研究所研究第2課長、考査局考査役、国際局アジア担当参事、信用機構室決済システム担当審議役などを歴任。1982~84年ミネソタ大学経済学部客員研究員。2002年~明治大学商学部教授。2008~12年日本ATM(株)社外取締役。2012年~富山銀行非常勤監査役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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achilles_tortoise

0
しばらく前に読了したのでうろ覚えですが、いくつか初見のフレームワークに遭遇。決済機能を民間/中銀が保有するのか、など。アジアで決済機能を統一化していく上で、中銀の関与が薄いと時間がかかるのかな、などと感じた。2015/04/29

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