内容説明
右田そよは、小中学校合わせて生徒数たった6人の田舎の分校に通う中学2年生。そんなそよに初めての同級生ができた。東京からやってきた転校生・大沢広海だ。都会育ちをハナにかけるような言動に反発を覚えるけれど、かっこよくカットされた髪型や、垢抜けた服装は新鮮で…。初めての同級生、初めての同世代の異性、そして初めての恋の物語。名作コミック原作の映画を完全ノベライズ。
著者等紹介
下川香苗[シモカワカナエ]
作家。岐阜県出身。1984年、Cobalt短編小説新人賞に入賞
くらもちふさこ[クラモチフサコ]
5月14日、東京生まれ。1972年に『メガネちゃんのひとりごと』で別冊マーガレットよりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アンジー
1
広海がそよを想う気持ちが繊細に描かれていて、この場所にいたような気持ちになることができて良かった。そよが新宿駅で戸惑ってしまったところも、私も、新宿に初めて行った時は同じだったから、共感することができた。題名を見た限りでは、お笑いのものかと思っていたけれど、それとは違って、感動的な話だった。志望校を変えるところも、男気があって素敵だったし、ハッピーエンドで良かった。映画も見てみたい。2016/09/15
A
1
田舎ならではの暖かさが伝わってきてとても好きです。そこに初めての恋や初めての嫉妬が生まれて、ぎこちなさも可愛いと感じました。
miho
1
そよが住んでいる村は、お店も全然ないし、流行の物だって手に入れるのは難しいけれど、のどかでのんびりした雰囲気がいいなーと思いました。そよは最年少の早知子の面倒をいつも見ていて偉いです。お祭りのところと、そよが広海のボタンをつけるところが、切なくて印象に残りました。あと卒業式の教室でのところも好きです。この本は、マンガの第4巻の中ほどまでとのことなので、続きも読んでみたいなーと思えるお話でした。2012/01/25
けん
0
読メ登録以前に読了
ちは
0
ほのぼのした感じがいいですね。 そよちゃんと広海の今後も気になります!2012/09/30
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- 和書
- ファーストラヴ 文春文庫