内容説明
生育・開花生理、育種、増殖、球根の貯蔵、開花調節と栽培、病害虫などすべての分野で、研究・普及の現場で実際にユリ栽培を支えている第一線の研究者・指導者が執筆。種類ごとに、生長・開花の特徴、品種利用、開花調節と作型別栽培方法、栽培暦や栽培のポイントを一覧表にまとめるなど詳しく解説。切り花生産用球根の80%は、オランダから輸入される氷温貯蔵球。輸入の流れと国内での貯蔵、球根品質とその安定化のための貯蔵技術の課題を整理。園芸種から野生種の栽培まで紹介。
目次
第1章 ユリ類の栽培・利用の動向
第2章 ユリ類の来歴と品種改良
第3章 形態と生育習性・開花生理
第4章 球根の増殖と生産
第5章 球根の貯蔵技術と流通の現状
第6章 オリエンタル系の栽培
第7章 アジアティック系・LA系の栽培
第8章 テッポウユリ・シンテッポウユリの栽培
第9章 その他のユリの栽培
第10章 主な病害虫と防除
著者等紹介
今西英雄[イマニシヒデオ]
1940年生まれ。1964年京都大学農学部大学院修士課程修了と同時に、京都大学農学部助手。1965年大阪府立大学農学部助手に転じ、講師・助教授を経て、1988年教授、2002年に退職、名誉教授。2002年4月より東京農業大学農学部教授。農学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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