目次
第1章 江戸前味噌屋のひとり言(江戸前の味噌;味噌の道・料理の道;風土が育んださまざまな味噌;変わってきた味噌の味)
第2章 親方直伝、手前味噌(味噌の科学;塩の世界;手前味噌づくりにとりかかる;くろうとはだしは材料から;いよいよ本番、手前味噌をつくる;米麹のつくり方;米味噌のつくり方;味噌をうまくねかせる;麦・豆でつくる;麦味噌をつくる;豆味噌をつくる)
第3章 味噌料理の世界へ(「なめる」から「飲む」へ;使いわけでわかる味噌の味;市販の味噌を選ぶ;『味噌汁百珍』;ふるさとの味噌料理;美味しんぼは味噌料理で;味噌は健康づくりの素)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
デビっちん
14
日本人食生活のおふくろの味、その代表が味噌です。微生物が醸し出す摩訶不思議な世界を現出し、千数百年の重みのある歴史を背負う味噌は、一般家庭にある道具で意外と簡単に手作りできてしまうのです。味噌の成り立ちから始まり、その作り方、そして料理への応用と話が展開していました。各家庭で味噌を自生し、その熟成において気候が大きく影響を及ぼしているから数々の味噌の種類があります。現代は大量生産による均一的な味噌の味が主流となっていますが、一昔前は各家庭に特有の味があったのです。+今仕込んだ味噌、いつ食べよう?2016/11/14




