内容説明
本書は、日本の伝統的な楽器としての魅力を大切にしながら実践を重ねてきた山内雅子と、地球音楽を表現するための楽器として、箏の可能性を最大限に生かしてオリジナルな実践を重ねてきた大原啓司の2人が、互いのよさを認め合って生まれた画期的な筝曲集。日々の授業にすぐに使える教材の他、音楽会のための曲集として、初めて箏に触れ、わずか数時間の練習でステージにのせてしまう山内流と、筝曲コンクールで毎回自作の楽曲で8度にもわたる全国優勝を遂げている大原流の取り組みがこの1冊に凝縮された。
目次
第1章 入門編 箏を弾く前に
第2章 導入編 初めての箏
第3章 初級編 箏の音色を味わって
第4章 中級編 調弦の自在さを生かして、世界の曲を
第5章 上級編 箏特有の奏法を生かして
著者等紹介
山内雅子[ヤマウチマサコ]
東京学芸大学D類音楽科ピアノ専攻卒業。1982年より東京都の小学校に勤務。1995年東京都教員研究生として東京芸術大学音楽教育研究室派遣。1997年(財)音楽鑑賞教育振興会研究助成論文最優秀賞受賞。現在、東京都小金井市立小金井第一小学校に勤務しつつ、東京学芸大学大学院修士課程で勉強中
大原啓司[オオハラケイジ]
大阪万博の年に大学を卒業。大学での音楽の履修内容に疑問をもち、教職に就くのをためらい、それを解くまでと上京。ジャンルを越えて世界の音楽を可能な限り聴き回り、NHK・FM放送の「世界の民俗音楽」と出合う。マジャール(ハンガリー)、ブルガリア、インド、バリ島、タイなどへ音楽旅行。疑問が解け、1976年より小学校に勤務、日本やアジアの音楽を教材化する一方、アジアの楽器を教具として収集。「音の舞人」として、地球音楽庵小節街道音造り工房に所属
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