目次
1章 カイコの起源と養蚕
2章 遺伝のはなし
3章 カイコのくらしと体のしくみ
4章 カイコの病気から学ぶ
5章 クワの利用形態とカイコの飼育
6章 カイコの機能利用
7章 シルクの利用―現在・過去・未来
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
バニラ風味
17
絹糸は、中国・日本のみならず、世界各国で生産していたことや、その歴史などに感心。桑の葉を食べる虫は少なく、なぜ、カイコが桑を食べて成長するのか、桑の葉の成分なども興味深かった。カイコに良質の繭を作らせるために、クモのDNAを混ぜたりなど、品質改良を試みたり、蛍光の糸を生産させめための工夫などは、ちょっとゾッとした。そのようなことができるのは、カイコが「家畜」だからだそうです。人間が利用できる生きもので、殺傷しても文句言わない、言われない動物だからだそう。なんだかな~と思ってしまうのは私だけでしょうか。2022/03/14
才谷
1
かつては世界の生糸の約70%を日本製が占め、日本の輸出品総額の44%(!)もあった。全農家の約40%が養蚕業に関わっていて農地の10%は桑畑であったというのだからすごい時代である。時は移り現代では日本が養蚕業に関わる数値は劇的に下がったが築き上げた養蚕技術とバイオテクノロジーをかけ合わせ、医薬品や高機能繊維の開発が進められているようだ。2020/09/02
Marie
0
「歴史学はこう考える」の中に養蚕業に関する論文が出てきたので読んでみた2024/09/28
花よりだんごむし
0
主に歴史的な話のところだけ読んで返却。2020/08/11